先日、お友達と長崎にある五島列島のうち、上五島へ旅行に行ってきました。
その中で交通事情がなかなか複雑だったこともあり、また行くときに迷わないようにメモりたいとおもいます。
片道分の交通をざざっと書き出すと以下の通り。
家→羽田空港→長崎空港→大波止バス停→長崎港→鯛ノ浦港(上五島)→宿
ここらへんの要所要所を攻略するポイントを。
羽田空港へは直通バスで(所要時間:およそ1時間)
空の玄関、羽田空港。
海外便の発着もはじまったことから今年も何度かお世話になっているのですが、その中で何度も思ったのは…電車つらいってこと。
いや、飛行機乗るときって大荷物じゃないですが大概。
そんな荷物持って何回乗り換えるんだって話ですよ。しかも朝一で行こうとすると京急蒲田から乗らなきゃいけないんだけど、蒲田駅と京急蒲田駅の間ありすぎでしょ。遠いわ。
逆に成田空港だと成田エクスプレスでバビュンとラクラクなんですけど、羽田のが近いしねー。
閑話休題。羽田空港への行き方で何回かの自身による実証実験による結果…1番ラクだったのは…直通バスだったんですね。
自分の住まいの近くに最近なにかと再開発でホットな武蔵小杉という駅がありまして、その再開発の一部でバス乗り場が拡大されました。
なんとその中に羽田直通バスも入ったんですよ!キタコレ。
もちろん武蔵小杉以外にも様々な駅から出ているようなので、公式サイトからご確認ください。
羽田空港バス時刻表
http://hanedabus.jp/
といっても本数はそんなに多いわけでなく、早朝は1時間に1本、昼間は1時間に2本というかんじで1本乗り過ごしたらアウト感はあるわけで、しかも飛行機の時間帯によってはめっちゃ早くついてしまうということもあるんですが…
ひとついおう。空港に早く着きすぎて困ることなんてない。
世の中には待ち時間が苦手な方もいらっしゃるかと思いますが、羽田空港はそういう意味では見るところがいっぱい。さらに食事どころも色々取り揃えられているので、朝ご飯のんびり食べるのも楽しいし、飛行機の中でつまめる空弁を買うのだって楽しい。
お仕事したい人も羽田空港にWi-Fiあるのでノープロブレム。
乗り込む場所によっては電車と比べて交通費がちょっと高めになることもありますが、確実に座れることと乗り換え気にせず空港まで寝ていられることを考えると、個人的にはバスを強くおすすめします。
九州に行くならソラシドエアで!(所要時間:およそ2時間)
飛行機の国内ブランドはJALとANAが鉄板ですが、一応他にも国内発のいくつかありまして、その中でも東京と九州を結ぶ国内ブランドが「ソラシドエア」だったりします。
自分も2年前に熊本観光協会主催のツアーで初めて乗ったのですが、ブランドカラーの緑が使われたかわいい機体にときめいていて、またいつか乗りたいなぁと思ってたところで今回長崎に向かう便に乗りこみました。
熊本の草食男子はとってもおいしいよ!
http://d.hatena.ne.jp/akuyan/20120329/p1
ソラシドエアは宮崎県に本社があり、九州にもっと人が来てくれたらいいなぁということで鉄板ブランドよりも割安の価格で提供されているようです。
LCCなの?と聞かれたりもしますが、LCCの定義を「人員およびコスト削減による各安航空券提供会社」なのだと定義するのであれば、ソラシドエアは特にコストを削減しているわけではなく、東京⇔九州間に絞ることによって割安提供されているだけなので、LCCではないかなと思います。大手ビールメーカーと地ビールの差みたいなものだと思えばわかりやすいかも。
ソラシドエアはANAとの提携で運行されているとのことで、ANAマイル貯められるのかな〜と思って聞いてみたら、残念ながらそちらはつかないようでした。
行きの便はおむらんちゃんという大村市のゆるキャラとのタイアップ、帰りの便は沖縄とのタイアップで九州を盛り上げていました。
余談ですが、飛行機のチケットは60日、45日、30日のタイミングで早割の金額が変更になるので、旅行に行く日付が決まったらとにかく早めに航空券を確保するのが旅行を安くすませるコツです。半年前くらいに確保するともっと安くなる場合もあります。
長崎空港から空港連絡バスで(所要時間:およそ1時間)
今回向かう五島列島は、長崎港から船に乗っていくことになるので、まずは長崎空港から長崎港へ向かう必要があります。
ここで活躍するのが空港連絡バス。長崎市内のいくつかへ向けて運行されており、長崎市内で観光する人もこのバスに乗った方がよさそうです。
空港から乗り込む際はチケット売り場でチケットを買った方がよかったようなんですが、知らずに乗り込んで運転手さんに確認したところ現金で降りるときに支払ってくれたらいいよってことでした。ただし1万円や5千円はくずせないとのことで、あらかじめ細かく支払えるようにしておきましょう。
長崎空港から大波止バス停までは片道大人1名800円で行けました。
だいたい1時間くらいでバス停に到着します。
長崎港からいざ五島列島!(所要時間:およそ1時間半)
大波止のバス停から歩いて5分程。長崎港のターミナルが見えてきます。
あらかじめ予約しておいた券を、1階のチケット売り場で渡して乗船手続き。
手続きが完了すると、乗船用のチケットと乗り込む順番の整理券が渡されます。
また後述しますが、この船を提供している五島産業汽船さんで、上五島でのレンタカーを予約していると、この長崎港の受付時で運転免許証の提示を求められます。
予約台数につき1名の免許証が必要なので、忘れずに準備を。
出発時間10分前になると乗船がはじまるので、整理番号順に乗車します。
一緒に行った上五島経験者いはく、この船を酔わずにやり過ごすには船後部にある座敷スペースを確保することなんだとか。というわけで乗車後に一目散にスペースを確保。
船内に完備してある枕と毛布で寝る準備は万端。
もちろん事前に酔い止めも飲んで、あとは1時間半の船旅を夢うつつに過ごします。
上五島・鯛ノ浦港からレンタカー
船にゆられて気づくとそこは青い海!上五島の鯛ノ浦港に到着です。
島内にはバスやタクシーもありますが、やっぱり自由に遊び回ることを考えるとレンタカーを借りるのが1番。
レンタカーの貸し出し場所はいくつかありますが、鯛ノ浦港からすぐ乗りたい場合は五島産業汽船さん一択となります。
レンタルする場合はあらかじめ電話で営業所に予約を入れましょう。使用する日の1ヶ月前から予約受付開始とのことです。
(株)五島産業汽船 » レンタカーについて
http://www.goto-sangyo.co.jp/rentacar
軽自動車は電動のもので、それ以外はガソリンで動くノーマルタイプのものになります。
電動の方がレンタル代もお安いのでおすすめです。島内のあちこちに充電スポットがあるので、電気が足りない!ということにはならそうです。
ただわりと充電スポットが混んでいる場合もあるので、計画的に充電した方がよさそう。
電動自動車はものすごく音が静かで、天気がいい日に窓をあけて走るのときもちよかったです。
まとめ
全体を通して、東京から上五島に着くまでなんだかんだで半日かかります。
まず先に船の時間をチェックしてから、逆算で飛行機の時間をとるのがよさげです。
上五島へ今回自分たちが行った方法だと行きも帰りも方法はひとつなので、以下参考までに。
▼行き
羽田空港 8時15分発
長崎空港 10時10分着
長崎港発 13時発
鯛ノ浦港 14時40分着
▼帰り
鯛ノ浦港 11時発
長崎港発 12時40分着
※帰りの便は長崎観光等で適宜調整を。
他にも色々な行き方があるようなので、自分の観光パターンにあわせて調整してみると楽しいかもです。