ここ最近、島へでかけたりとなんだかんだと船に乗る機会が増えてきた。大型船で海を渡るのも気分がいいし、小型船で波をきるのも面白い。もっと船で気軽に遊べたらいいなと思うようになった。
そんな時、YAMAHAマリン部門が提供している船のシェアサービス「Sea-Style」の体験会があると聞いて天王洲アイルにあるクリスタルヨットクラブへ足を運んだ。
YAMAHAのマリン部門といえば、以前に浜名湖でマリンアクティビティ体験企画に参加し、色々な水上スポーツを楽しませてもらった。
浜名湖は比較的都心からも行きやすい場所で水遊びを思いっきり楽しみたいときにはもってこいの場所だが、残念ながら距離的にすぐに行ける場所ではない。
しかしこの船のシェアサービス「Sea-Style」は、船を運転できる人さえいればマリンアクティビティだけではなく、都心にある湾内や川のクルージングを楽しんだり、沖に釣りにでかけたりが気軽にできるのだという。
この日はまずは実際に街中のクルーズ体験、ということで少人数のチームにわかれ小型船に乗り込んだ。
自分が乗った船はSR-Xという型で、Sea-Styleで借りられる船の中では最も小型の船になる。釣り向きの船で、前にも後ろにも人が座ったりしやすくなっていた。
キャプテン1名とプラス4名で乗り込み、天王洲アイルからまずはレインボーブリッジの方へ船を進める。普段は電車や車からしか見られない道路や橋を下から見上げると、いつもとまったくちがった雰囲気でダンジョンのようだ。
海のうえからぐるぅっとあたりを見回すとレインボーブリッジがきれいに見え、また反対側にはコンテナを積み上げるクレーンが並ぶ。日なたと風がきもちよく、乗っていると寝てしまいそうだ。
この日は風が強かったので、そこから反転してさらに街中の川縁をぐるりと一周。川沿いに並ぶ桜の木を目当てに春になるとお花見がてらのクルージングが多くなるそうだ。これからの時期は海遊びするにも船は大活躍だろう。
船のクルージング体験が終わるとSea-Styleの具体的な説明があった。
Sea-Styleは日本国内、北海道から沖縄の各所で展開されているのに加え、ハワイ、タイでも現在利用できるとのこと。会員登録さえしてしまえば、国内外関係なくいつでも水遊びができてしまうのだ。
船自体の値段は車の購入とさほど変わらなくなってきているらしいが、やはり維持費等を考えると船で遊ぶならこのシェアサービスを使わない手はないだろう。
ところで肝心の「船を運転できる人」がそうそう周りにいることも少ないだろう。というかどうにも船の運転というのはハードルが高いような気がしてしまう。
そんな高そうなハードルをひょいっと乗り越えてしまうのを全面サポートしてくれるのがYAMAHAマリン部門だ。船舶免許の取得の案内を行っており、開催日や免許取得までの道をわかりやすくしてくれている。
船舶免許は一般的なボートと、水上オートバイとの大きく2種類にわかれ、それぞれが1級、2級などの階級によって走ることができる領域がかわってくる。
ボートも水上オートバイの免許どちらもレギュラーで学科講習1日、実技講習1日、試験1日の3日間で終了するというので車の免許よりもだいぶお手軽だ。さらに最近は学科と実技の講習を1日で終わらせる2日間コースや、学科をアプリで自分で勉強するスマ免コースなんていうのもあるのだとか。また去年の12月から女性専用受験コースというのも設立されたそうで、数少ない船舶免許を持つ女性同士での交流もできるようだ。
YAMAHAマリン部門から申し込んだ場合の合格率は97%とのことで、なんだか不器用な自分でもできるような気がする。
これから島にもどんどん行ってみたいことだし、夏にむけて船舶免許にチャレンジするのもいいかもしれない。