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昆布だしのうまさが体にしみる、定番から変わり種まで絶品の四ツ谷「おでんや den」へ

朝、目がさめるとすこし肌寒さを感じる日も増えてきた9月のおわり。なんだかホッとするものが食べたい、そうだおでんが食べたい、と思い立ち、四ツ谷にある「おでんや den」に予約して向かった。


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店は四ツ谷駅から歩いて5分ほど、しんみち通りを少しばかりすすんだ先にあるビルの地下1階にある。うすぐらい階段をそろりとおりるとすぐに店の入り口がある。ガラリとあけるとこじんまりしたお店の全体を見渡すことができる。コの字のカウンターを中心に、その先端にはおでんたちがクツクツとあたためられている。


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メニューをみてみると定番のものからちょっと変わった種まで幅広い。おでんが出てくるまでそれなりに時間がかかるということで、気になるものをまとめて注文。

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ビールを飲みながらのんびりまつ。
しばらくするとまず出てきたのは、カマンベールチーズのおでんだ。


充満するおでんのにおいに先ほどから我慢も限界だったのでさっそくいただく。

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おはしでつまむとトローリとろけてその見た目にとろけそうになる。くぅぅたまらん。
くちにいれると、ほんのりとだし風味のチーズがさらにとろける。さらにチーズがすこしとろけただしを飲むと満足感が体中にひろがる。ふぅ......。



次にきたのは、自家製のがんもと肉だんご。自家製と書いてあったからには頼まないわけにもいかない。

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だしによぉくつかったがんもと肉だんご。素朴な味なのにどこか上品さもあり「おいしいものを食べている幸せ」を存分にかみしめることができる。あつあつのおでんと日本酒の組み合わせもまたたまらない。



続いてきたのは同じく自家製のつみれと、三陸生わかめ。三陸生わかめ。三陸生わかめ。
だいじなので3回書いてみたが、三陸の生わかめはまじでうまい。以前、宮城に訪れた際に初めて食べそのおいしさに感動した。ので、メニューにみつけてすかさず頼んだ。

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わかめの何にそんなに感動するのかは食べてみないことにはわからないので、とりあえず食べてほしい。だしの中で元気におよいだおでんのわかめもまた最高だった。つみれとわかめの海鮮おでんセットはかなりいいマッチングだったことも間違いない。



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そしてきたのはトロトロの牛タン。みるからにホワホワとやわらかそうだ。箸でスルッ切れて、くちのなかでホロッとくずれる。だしがしみしみた牛タンを捕まえることができずに翻弄されてしまう。ああーーもうおでんのだしで煮た牛タンおいしくないわけないじゃんっ、おいしい......。



そして最後の締めは、だし煮めん。
だし煮めんとは、おでんだしのあったかい素麺にふぁさふぁさととろろ昆布がかけられたもの。
ああ、わかります、あなたおいしいですね。

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だしがほどよくしみた素麺に、とろろ昆布がよくからまりちゅるちゅると休むことなく食べ続けられてしまう。なんてやさしい味なのだろう。昆布だしにとろろ昆布なんて考えた人は天才なんだろうか。家でもやってみよう。


すこしばかり季節を先取りして食べに行ったおでん、これからくる寒い季節の楽しみが増えたようだ。

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