とても悲しいお知らせだがDNS管理サービス「Dozens」が2019年9月末でサービス提供を終了してしまうとのこと。
このサイトは、はてなブログの独自ドメインをトンガ王国の.toドメインで利用している。
.toドメインは現在は一部のドメインサービスでは取り扱いがあるようだが、ドメイン取得した当時はトンガ王国の提供する公式管理サービスでしか利用できなかったため、継続してそちらを利用している。が、DNSレコードを追加できるような機能はもちろん提供されていない。
そのためDNS設定を別途どこかで管理する必要があった。
そんなわけでDozensを利用していたが終了してしまうということでDNS設定移行する必要がある。
いくつか検討したが1番コストがかからずすんなりできたのは「Cloudflare」だったので、移行の様子を記録しておく。
Cloudflareにアカウントを作ってネームサーバを取得
まずはCloudflareにアクセスし、サインアップからアカウントを作成する。
https://www.cloudflare.com/ja-jp/
会員プランが4種類ほどあるが、ドメイン1つで個人サイトならば無料プランでとりあえずは十分そうなので無料プランを選択。
アカウントを作成し終わったら管理したいドメインを入力する。
入力すると、現在のDNS設定が自動的にインポートされCloudflareで利用できるネームサーバが表示される。
指示通りに、出てきたネームサーバをこれまでのDozensのものと差し替える。
ネームサーバを書き換えて、Cloudflareでチェック完了されるまで待つ間にやっておきたいこと
.toドメインの管理サービスにアクセスし、DNS設定画面を開いてネームサーバを書き換え。
https://www.tonic.to/from?tonic@npo.nagoya
ちなみに.toドメインのDNS設定にはネームサーバのIPアドレスも必要なのだがCloudflareでは表示されないので、以下のWebサイトを活用してIPアドレスを調べた。
書き換えた後、反映されるまでしばらくかかるので放置する。
この放置する間にCloudflareで必ずやっておかなければならない作業が1つある。
CloudflareのDNS設定画面で、はてなブログにとばす対象レコードのProxy statusを「DNS Only(グレーの雲)」にしておくことだ。
はてなブログの独自ドメインはCNAMEで設定するが、デフォルトのオレンジ雲だとCDN通信になりAレコード扱いになってしまう。
そうするとはてなブログのドメイン設定がうまくいかないので、CNAMEで設定したい場合は必ずDNS Onlyにしよう。
参考:
qiita.com
DNS設定の移行が完了したことをターミナルで確認
書き換えが完了してCloudflare側でのチェックが完了するとメールが届いた。
念のためターミナルを立ち上げて $ dig コマンドでネームサーバを確認すると、確かに反映されていることが確認できた。
参考:
https://qiita.com/perlzemi/items/d132b7dfde550f89ab2f
管理画面でも、チェックできたよという表示に変わっている。
これで一通り問題なく動作しているようなので、しばらく様子を見ていきたい。
また、これまでお世話になったDozensには改めて本当にありがとうございましたと御礼を述べたい。
▼問題が発生したので続き▼
www.akuyan.to