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「ぼくの考えたいちばんつよい橋っぽいもの」をfusion360でつくって解析する

いわゆるIoT関連の仕事に関わりはじめてから個人的に3DCADソフトを使えるようになりたいなとおもい、すこしずつだがソフトを使って遊んでみている。そのなかで主にいじっているのはfusion360というクラウドツールだ。


このfusion360の素晴らしいところは個人またはスタートアップの開発のためならば数年無償で使えるというところ。機能がある程度そろった多くの3DCADソフトはなんだかもうAdobeの2Dグラフィックソフトたちがかわいく思えるくらいの値段がするものばかりで到底個人の趣味でふんわりと手がだせるものではないので、これからがんばりたいなという人にはまさにうってつけである。


さて、そんなソフトを使った勉強会を先日友人たちとテックシェアスペース・DMM.make AKIBAで行った。今回のお題はfusion360の解析機能をつかって1番歪みのない橋っぽい何かをつくってみよう、というもの。

ルール

・W300xH60xD40mmの鉄素材の長方体をつくる
・内側の厚さ5mmにする
・底面には手を加えない
・底面に40mm直径の拘束を両サイドにつける
・トップにW20xH1xD40mmの固定をつけ、そこに対して500Nの力を加える
・ど真ん中に垂直の柱を立てない


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勝利条件

静的応力で荷重のシミュレーションをし歪みの値x重量の値が1に近かった人が勝ち



正直手探りの勉強会だったので橋っぽいもののレギュレーションがコロコロかわり、その度につくりなおしたりなんやらかんやらしたのでもっと真面目にそれぞれ最初からつくればもっと違うものができた可能性もあるが、それはそれでご愛嬌。

ちなみにこの会に参加していたうちの半分くらいは3DCADを使うのがお仕事のプロなので真面目にやるともっとすごいことになるのだが、あんまり本気を出されても初心者のこちらがまったくついていけないのでゆるい遊びとしてみてもらいたい。




なんだかんだ実作業は1時間程度でそれぞれ橋っぽいものを仕上げてシミュレーション。




そしてはえある勝者の橋っぽいものはこちら。


写真はゆがみをわかりやすく表示しているのでおもきしゆがんでいるようにみえるが、実際には目にみえるかどうかわからないレベルのゆがみ。ものがどうゆがんでしまう可能性があるかまでシミュレーションできるのはおもしろい。さらにこれ、なんと解析はクラウドでやっているのでパソコンも重くならず、ご覧の通りのMac Book Proでもサクサク動いてくれる。クラウドツールありがたい......。


せっかくなのでまた何かつくって解析シミュレーションバトルをしてみたいなとおもう。