普段、追い回されやられてばかりの怪獣たちの憩いの場が新橋にできたとのこと。特撮好きな仲間といっしょに仕事帰りにいくことに。
JR新橋駅の汐留改札を出て目の前の地下街Wingを少しすすむと柱に看板がでている。矢印にしたがって店と店の隙間を進むと怪獣酒場の入り口だ。
怪獣酒場の1号店となる川崎も店ができたばかりの頃、2時間待ちは当たり前......なんてぐらいに店の外に行列ができていたものだが、それを学習してか新橋店では番号札を発行し、順番待ちの組みが5組になると電話をかけてくれるというシステムが導入されていた。さらにこの順番待ちがいま何組くらいいるのかは怪獣酒場のWebサイトから確認できる。なんともよいシステムだ。
順番になり店に入るとまず一般市民であるかどうかを確認される。普段はきらわれものの怪獣たちの数少ない憩いの場、正義のヒーローは入店不可というわけだ。
無事一般市民であることが確認され席に通されると、最初にコルクのコースターが配られた。持ち帰りOKなもので好きな怪獣がもらえるかは運次第。
蒸留所というだけあってウイスキー推しなようでハイボールメニューが豊富だった。その中からまずは「バルタン星人考案 漬け込み果実ハイボール」を。ハイボールの中にいくつかの果物が入っていてサングリアっぽさがある。飲みやすい。そしてジョッキがまたよい。
ドリンクの中にウルトラマンべリアルの「ダークサイド・ホップ」というメニューがあり、こちらは頼むとこのグラスがもらえるそうだ。(飲み終わったものがもらえるのではなく、帰りにきちんと新品が渡されていた)
そして料理をざくざくと頼む。
牡蠣のタルタルパテ
SHIMBASHIポテサラ
真烏賊の墨煮~ダーク・ゾーン~
削りだしのウー~イディアサバル~
どこらへんがウーかというと、この山羊のチーズに被せてあったカバーがウーのような毛皮だったのだが、けっこうさらっとしていて撮り逃してしまった。ぜひ店でみてもらいたい。うすくスライスされたチーズにはちみつをかけて食べるのだが、チーズ独特のクセの強さもなく食べやすい。
バルタン星人からの1品~熱々蟹味噌グラタン~
バルタンの手(?)を模した器からでてくる蟹味噌グラタン。シュールである。しかしおいしい。
また料理を頼むごとに1枚ずつ怪獣柄のコースターが渡される。全8種類あるそうで、何をもらえるかは店員さんの気分次第だ。
おなかも満たされ、最後に店員さんに「今月誕生日の人がいるんです」と声をかけた。別にケーキをだせとせがんでいるわけではない。誕生月のひとがいる場合、メフィラス星人の間に入ることができ写真撮影ができるのだ。どうせいくなら見ておいて損はないだろう。
駅からも近く、また18時前後の早めの時間であれば待ち時間なしで入れることもあるようなので、ちょっと怪獣たちとの談話をたのしみたくなったら寄ってみるのはどうだろうか。