豆腐マイスターになってからというもの、いかに周りの人に豆腐を食べてもらうかばかりを考えている。そんな中で今回は節分時期に食べると邪気を払って幸せを呼び込めてしまうという「立春大吉豆腐」を紹介したい。
節分といえば、大豆を年の数食べて健康を願い、恵方巻きを丸かじりして幸運を呼び込むのが近年よく見かける食習慣だ。我が家は大豆だと後片付けが大変なのでピーナッツを殻ごと投げてあとで回収して食べてみたりとか、恵方巻きのきもちで手巻き寿司を家で楽しんでみたりとか、「験かつぎができた」とおもえることが大事派なのでわりとゆるく行事を楽しんでいる。
そんな2月の定番の食卓に1品、豆腐料理を加えてさらに験をかついでみてほしい。
邪気を払って幸せを呼び込む立春大吉豆腐
白い豆腐は、昔から「邪気を払って身を清め、そこに幸せを呼び込むもの」として食べられることが多かったそうだ。またその中でも2月3日節分、2月4日立春の2日間に食べる豆腐のことを「立春大吉豆腐」という。この名前自体は比較的近年うまれたもののようだが、節分に豆腐を食べる習慣そのものは出雲大社相模分祠・分祠長がある文献で発見したということでそれなりに歴史としてあるようだ。
基本的には「白い」ことが大事なので、節分に食べる豆腐は青大豆のものやごま豆腐などの色のついているものは今回はさけよう。またなるべくなら塩で食べるとよりいい。個人的におすすめしたいのがこちらの塩セット。よく豆腐を食べ比べるときに使っているもので、豆腐によって合う塩が違うのだがあんまり買いすぎても場所をとるのでちょっと試したいときにちょうどいい。
元祖 笹川流れの塩 しあわせ塩 160g(40g×4袋)セット
- 出版社/メーカー: 吉野屋
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せっかくなので楽しく豆腐を食べてもっと験かつぎ
もちろん近所のスーパーでお得な豆腐を買って食べていただくのもやぶさかではないが、しかししかしせっかくなのでちょっとおいしい楽しい豆腐にも挑戦してもらいたい。
例えば、埼玉県川越市にある仙波豆富で売っている「なごり雪[白]」。
この豆腐の特徴はなんといってもその大きさだ。その重量なんと3kg。
三食豆腐でも平気な自分でもなかなか正直この量を1人で食べきれる気はしない。これはみんなで楽しくわいわいつついて食べたい。
また、今回節分が日曜日ということもありちょっと遠出してみてもいいかなという方にぜひ立ち寄ってもらいたいのが、長野県松本市にある富成伍郎商店。
2015年全国豆腐品評会で金賞をとった「手塩にかけた伍郎のきぬ」を販売しているほか、注目すべきはシュークリーム。豆乳でできたシュークリーム!その他にもおいしいかわいい豆乳スイーツがいっぱい売っているので豆腐とあわせてデザートをゲットしておきたい。
その他にも、実は全国各地の豆腐屋さんが節分あわせで特別な豆腐をつくっていることもあるので、これを機会にぜひ近くの豆腐屋さんにも足を運んでみよう。だいたいの場合、日曜日が定休、土曜が営業のお店が多いので、今年は節分前日に行くのがよさそうだ。