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テレビ番組をパソコンで見たいならHDMIキャプチャを使えばいいじゃない(2023買ってよかったもの)

毎日絶え間なくPCと物理的に向き合って生きており、PCがなければ物理的に仕事的に生きていけない。結果、その他のデバイスと相対する時間は等加速度的に減っていくわけだが、そのうちの1つはテレビだ。

ここ数年のうちに1番テレビと向き合う時間が多かったのはコロナによる緊急事態宣言期間周辺であったのは間違いない。というか、それまでテレビ番組から相当に離れていたし、緊急事態宣言によってテレビを見るという楽しみを思い出したとすら言える。しかし現状コロナの脅威もある程度落ち着きを見せ、自分の中ではテレビに向き合う優先度は圧倒的に減った。かろうじて朝のニュース番組をBGM的に日々流している。


しかし、いうても自分には推しがわりといる。ある程度いる。様々な分野でいる。

そうすると例え自分がテレビ番組を見る気がなくとも推しがたまに番組に出ると聞けば見ざるをえず、とりあえず録画するものの、テレビの画面に向き合ってしまうとPCの画面が見られない。集中して見たらいいだけだとは思うが、自分の性質としてマルチタスクでこなす方が1個1個を集中して情報取得できるので、可能であればPCの画面上で録画した番組が見たい。

結論:HDMIキャプチャと分配器を使ってレコーダーからPCに送る

現在使用しているレコーダーを購入した当初、PC用のソフトが存在したためそれを使いたいと思ったが、なんとWindows対応だけであった。Macにもその内もしかしたら対応するかなとおもい、2〜3年待ったが対応しなかった。

ならば、外付けHDDにとりあえず貯めておいてある程度のところでDVDに焼いてPCで見たらいいか……と思っていたが、めんどくさがりな自分にDVDに焼くなんて細かな配慮ができるわけもなく、ついでに引越しのタイミングで外付けHDDが壊れた。認識しなくなってしまった。6TBのやつだったというのに、うんともすんとも反応しない。

とりあえず外付けHDDは一旦壊れたやつを放置して新しいものを購入したが、とはいえこのままではいつか同じことの二の舞が起きることは明白だ。さっさと次の解決策を見つけねば、せっかく録画したやつがほぼ見られないままデータのゴミと化す。その現状を打破する方法はないかと改めて検討した結果、たどり着いたのはレコーダーに分配器を指し、さらにHDMIキャプチャを入れてMacにアウトプットする方法だ。

方法:Genki社のShadowCastというHDMIキャプチャを購入

通常であればHDMI端子のあるデバイスはインプットかアウトプットかが決まっており、PCにあるHDMIはアウトプット(ケーブル挿したらPCの画面を繋いだ先のデバイスに表示する)のみとなる。なので、PCに他のデバイスの映像をディスプレイのように表示することはできないのだが、HDMIキャプチャを使うとHDMI以外の端子のデータに変換してくれるので、PCで他のデバイスの映像が見られるようになる。

今回自分が購入したのはGenki社のShadowCastというアダプターだ。特筆すべきは専用のアプリがあることだろう。

現在最新のShadouCast2が販売されているが、ゲーム利用などでない遅延の気にならない映像であれば過去のプロダクトで十分。安いし。

多くの場合はゲーム機などの映像を読み込むのに使われるようだが(ゲーム配信したい人とか向けに)、今回の自分のようなレコーダーの映像をPCで見たい場合にも使うことができる。このHDMIキャプチャではType-Cのデータに変換してくれる。

あとはレコーダーから通常テレビに刺していたHDMIをHDMIキャプチャに挿し、反対側のType-CをMacに挿すだけで完了。なのだが、それだとお気づきの通り「テレビで見たい時にHDMIケーブルを挿し直ししなければならない」。それはとても面倒なので、そこで1つのHDMIインプットに対して複数のHDMIアウトプットが可能となる分配器の登場だ。

分配器はその名の通り、入力されたHDMIのデータを複数のデバイスに同時にアウトプットすることができる。今回はサンワダイレクトの2出力に対応した400-VGA013を導入した。

安心安定のサンワダイレクトさん

あとはケーブルを適切に接続して、MacにGenki社の専用アプリをインストールすれば、レコーダーに録画された映像がMac上に表示されレコーダーのリモコン操作で早送りなども思いのままだ。分配器を導入しているおかげで、テレビもなんの労力もなく通常通り使える。

録画している番組はもちろん、放送中の番組もPC上で見られる。もちろん音声もPCから出力されている

導入して見ての感想

あ〜〜〜〜便利〜〜〜〜〜。

最初Windowsしかソフト対応してないなら仮想マシンでも導入しよかとおもったけど、それで遅延ひどいと嫌だなと思ってためらっていた。でも結果的になにも遅延なく快適な映像がMacで見られて嬉しい。

上部分がHDMIのアウトプットに挿すHDMI、下部がType-C端子を挿す場所になっている

HDMIキャプチャで出来るなんてもっと早く思いついてもいいのに、公式ソフトがあったことで考えが固まってしまった。反省。出来ないことは思想の転換をしなければだめだな。

今のところ何も問題なくMacから録画映像を見られているし、なんなら放送中のテレビもそのまま見られるようになっているので、マルチタスク的にひとところで管理できてストレスフリーだ。テレビをPCで見たいと思ったことがある人は、ぜひ試してほしい。