akuyan to

イベント/旅行/デザイン/おいしいもの...

補助金を申請して半額で鬼怒川で3泊4日のワーケーションしてきた

日光市がワーケーション支援補助金を出している」とTwitterで流れてきたのが6月中旬のこと。

趣味のバスケ観戦もオフシーズンのため、温泉でも行きたいなぁと考えていたところだったのですぐさま申し込みをした。

宿を予約してから、支援補助金を申請

今回「Otell」というワーケーションに特化したホテル予約サイトから、日光市ワーケーション実施支援補助金の対象となる宿を申し込んだ。

自分が予約したのは「鬼怒川パークホテルズ」という鬼怒川駅から徒歩で5分くらいの宿だ。今回の支援補助金の対象となるのは基本平日の宿泊のみだが、パークホテルズは日曜から前乗りもOKということだったので移動も考えて、日曜から3泊4日することにした。通常で3泊4日22,880円とすでに安いところから、その半額を支援してもらえるのはありがたい。

https://otell.jp/assistance_payment_nikko/

予約が完了したら、日光市の交付専用フォームから必要事項を記入して申請を行う。この時、自分の個人情報と予約したホテルの詳細と見積もりの他に、ワーケーション実施計画書と参加者名簿兼経費の内訳書の2つの書類が必要となった。

自分の場合は個人事業主なので、基本テンプレートを見ながら自分で必要な書類を作成したらいいのだが企業所属の場合は作成後に企業側に確認をいれた方がよさそうだった。

フォームから申請をして2日後くらいに日光市役所から交付決定のお知らせと、補助してもらえる金額のお知らせが届いた。これで安心して現地に向かうことができる

ここに記載された内容が、ワーケーション後の報告書に必要な情報になる

いざ、電車で鬼怒川へ

鈍行と特急を乗り継ぎ、3時間ほどかけて鬼怒川温泉駅に到着。

東武鉄道の特急は、駅によって特急券を買う場所がわかりにくかったり、そもそも駅内になかったりする。そのため乗り換え前に到着時間のあたりをつけてオンラインで購入しておくのが楽でおすすめ。

https://www.tobu-ticket.jp/guest/

到着後に、まずはあし湯カフェを堪能

宿に行く前にあたりをつけてた「あし湯カフェ エスポ」に向かった。駅から15分ほど歩いて到着。

ホテルサンシャイン鬼怒川の中にあるので、一度ホテルのフロントを通り過ぎて、カフェのカウンターで注文。ドリンクなど1オーダー以上が必須となっていて、注文するとタオルを貸してもらえた。

あし湯はテラス席になっていて、心地よい風が吹く中あし湯を堪能できる。この絶景のシチュエーションならビール!といきたいところだが、メニューに「日光の天然かき氷」なるものを発見してしまい、そちらをオーダー。栃木の地酒・鬼笑いの酒粕をかけてあり、ノンアルながらも日本酒風味が楽しめてうまい。

日光の天然かき氷を食べながらあし湯という贅沢

注意としては、こちらのお店は現金とPayPayのみしか使えないということだ。

まぁ日本人なら現金を持ってない人もいないだろうが、ちょうど滞在している時にアメリカから来られたご家族がクレジットカードが使えず、また近隣に両替所もなく困っていた。声をかけて手持ちの現金と両替したが、インバウンドも狙うならぜひともクレジットカードくらいは使えるようにしてあげてほしいところだ。

あし湯カフェのカウンター。ここでドリンクなどオーダーする

チェックインして夕飯を求め呑み喰い処「みのり」へ

今回の宿泊では特にご飯をつけていなかったので、チェックイン後に夕飯をどこかで食べる必要があった。

案内してくれたホテルの方に「ここらへんでおすすめのご飯屋さんありますか」と聞いたものの「コンビニがあります」という返事をいただき、あまり外食に関しては頼りにならなかった。ご飯マップというものをもらったのだが、有名どころは閉まっているところが多く、これもあまり役に立たない。

鬼怒川パークホテルズに到着

飲食店探しをする時、都内近郊なら食べログはある程度手段として有効だが旅先においては観光ガイドに載っているところにクチコミが偏るためあまり参考にできない。また鬼怒川に関していうと、そもそもが圧倒的にクチコミ件数が少ないorついてない店舗が多数で参考にならなかった。こういった場合に有効なのはInstagramとGoogleマップのレビューだ。とはいえInstagramは当たり前だが「映える店」しか出てこないので「おいしい店」を探すのには若干向かないうえに地理関係を視野にいれて探しにくい。つまり、鬼怒川での飲食店探しはGoogleマップ一択だ。

Googleマップの徒歩圏内をしらみつぶしに読み込み、ここはいいのではないかと見つけたのが呑み喰い処「みのり」だった。

Googleマップで見つけた呑み喰い処「みのり」

2023年1月にオープンしたばかりのお店のようで、店内はこぎれいな様子。カウンター席5つと、テーブル席がいくつかあり、カウンター席に座らせてもらった。

特に鬼怒川周辺の地の物を使った料理というわけではなかったが、串焼きを中心に豊富なメニューがあり、どれもこれも美味しかった。鬼怒川でご飯に迷ったらまずはとりあえずここに来たら間違いないだろう。

イチオシのモツ煮とヤングコーン串。モツ煮は半分ほど食べてこの量。ぬか漬けをサービスで出してくれる店に悪いとこはない

2日目からは部屋に引きこもり仕事しつつ、たまに温泉につかる

すっかり部屋の写真を撮り忘れたのだが、部屋の様子は基本ホテルのページに掲載されている写真と同じだったし、備品の椅子・机・ディスプレイも同様で、問題なく使えた。

https://otell.app/hotel_detail/1658914152668x504184824675172350

唯一誤算だったのは、こちらのワーケーション用に1番安く提供されている部屋は本館とは別館のコテージタイプで、温泉に行くのにいちいち外に出て本館までいかなければならないことだった。渡りの通路には階段が多く、また虫も多いので、温泉に気を抜きながらいきたい自分としては館内だったらよかったなぁと思いながらも、安さを考えるとそんなものかなという気持ちだ。

ただ窓から見られる景色のよさは間違いなく絶品だったので、朝も昼も夜も雄大な自然に癒された。

自然を見ながら涼しい快適な部屋で酒飲む幸せよ

画面を見るのに疲れたら窓から自然を眺め、肩が凝ったら温泉に向かう。ワーケーションとして正しく間違いない漫喫の仕方だと思う。

宿泊するうちの最後の2日間は、事前にホテルが休館日となる旨を聞いており、その間は共同の温泉浴場は使えないが本来有料の貸切露天が無料で使えるということで、こちらも予約して堪能してきた。

貸切露天は4つあり、フロントで予約できる。
通常は有料だが、休館日は無料で使える

1日目で周囲にめぼしい飲食店がないことがわかったので、2日目のご飯はホテルで予約してとった。さすが料理は古きよき旅館ぜんとした、地の物をふんだんに使った和食のコースがいただけた。メインの豆乳ゆばしゃぶしゃぶと豚肉陶板焼きはもちろん、先付けや季節の料理、どれもこれもとてもおいしかった。

1人前5,500円で、地の物を使った和食を堪能できた

最終日、駅前のカフェと足湯で時間調整して帰路へ

最終日も朝風呂に入ってしばしのんびりした後、10時にチェックアウトした。

駅に向かうと、駅正面にある金谷ホテル観光グループが運営する金谷菓子店が開いていたので、そこでブランチをとった。2022年8月にオープンした店のようだった。

明らかに小洒落た店が1軒あるぞ!と鬼怒川駅に来ると必ず目をひく

11時からはランチメニューもあるようだが、朝はカフェメニューのみということで「しっとりスコーン」とクラフトビール「美食の神1973」をオーダー。金谷ホテルといえばマーガリンやピーナッツバター、パンなどとにかく洋食系がおいしいことで有名だが、その中でも直営工場で焼き上げたスコーンと書かれていたら食べずにはいられない。

クラフトビールは日光の天然水を使用して作られたものらしく、金谷ホテルの象徴であるスカルプチャードグラスがデザインされていて、これも迷わず注文した。

しっとりスコーンとクラフトビールは休みの日のブランチに大正解

ビールはスコーンにとてもよくあい、飲みやすかったのでついつい2本目もいただいてしまった。

カフェスペースは電源もWi-Fiもあるようだったので、鬼怒川でのワーケーションがもう少し長ければ気分転換にカフェで仕事という選択肢もありかもしれない。

程よく満たされたところで、お土産を購入して店を後に。電車の時間まで15分ほど時間があったので、駅目の前にある無料のあし湯でだらだらと最後の温泉を堪能した。

本当に駅を出てすぐのところにあるので、時間いっぱいまでのんびりするには最適

帰宅してから、実施報告をして完了

さて、今回は支援補助金をもらうために行って終わりではなく、帰ってきて実施報告をしなければいけない。

実施報告フォームから、必要事項の入力と交付申請時にも提出したワーケーション実施計画書と参加者名簿兼経費の内訳書、さらに加えて、ワーケーション実績書という書類をテンプレートを見ながら作成し、送信する。この際に、交付決定時に送られてきた書面に記載されている、交付日などの情報が必要になるので、必ず確認しよう。これでワーケーション支援補助金をもらうためのフローは完了だ。

各種書類はテンプレートと見本を見ながら作成すればOK

これまでにも旅先で仕事することはよくあったが、ここまでしっかり引きこもって仕事したのは今回が初めてだった。鬼怒川の「温泉以外の何もなさ」がある意味、仕事に集中するには最適なのかもしれない。とはいえ、ワーケーションを推すならもう少しクレジットカードやPayPay以外の電子決済が使えるところを増やしてほしいなとも思う。

なんにせよリフレッシュできたのは間違いない。偶然にも都内で初の35度を超える真夏日を避けて、28度の鬼怒川で過ごせたのは結果的に避暑としてもよかった。次に鬼怒川を訪れることがあるかどうかはわからないが、これからの鬼怒川がどうなっていくかは楽しみでもある。

自然と温泉の狭間で息抜きするなら鬼怒川

なんと記事を書いたあとにOtellからお得なクーポンをいただいたので紹介しておく。

クーポンコード:Z9hfXMBu

上記のクーポンを下記のWebページから入力して申請すれば、Amazonギフト券がもらえるというもの。
otell.jp

確実にお得なので、Otellで予約するときはぜひクーポンを使ってみてほしい。