いまでは周りにいうと驚かれることが多くなってきたけれど、自分はコミュニケーションがとても下手だ。というか、苦手だ。
1人で家にひきこもっているの大好きだし、服屋さんは店員さんに声かけられない店しか行けないし、美容室では声かけられないように分厚い小説をもっていく。
初対面の人としゃべるとかどういう心持ちでいればいいのかわかんないし、そもそも何も話すことないし、仲のいい人でも2人きりだと話続けられないし泣きたいし1人最高って思ってずっと生きてきたし、なんだったら今もそういうところはある。
新卒のころとか社会の波にもまれて毎日瀕死だった。にんげんこわい。
でも最近ではびっくりすることに「コミュ力高い」とまでいわれるくらいにコミュニケーションのコツのようなものはなんとなくわかってきたので(これがいわゆるレシピというやつかもしれない)、同じく悩めるコミュニケーション苦手仲間にむけて攻略法をメモしておく。
なぜコミュニケーションが必要なのか考える
コミュニケーション苦手な人によくあるのが「別に相手のことそこまで興味ない」ということだ。ここでそんなことを思ったことのある人に送る言葉は「いやおまえに話しかけてる人だっておまえに興味津々なわけじゃないし」ということである。
勘違いしてはいけないのはコミュニケーションというのは手段であって、目的ではない。話しかけられているからといってあなたに興味があるとは限らない。なんだったら話相手がいないから暇つぶしなだけかもしれないし、1人でかわいそうだから同情されているだけかもしれないし、もしかしたら一目惚れなのかもしれないし、あなたの友達に興味があるのかもしれないし、そんなことはわからない。ただ事実としてあるのは「コミュニケーションフラグがたった」ということだけだ。その先にどんなことが待ち構えているのかはまだフラグを立てた側もわかっていないのだ。
フラグを折らずに次に進めるには?
コミュニケーションフラグがたったら、あとは選択肢を一つ一つ選んでいくだけだ。
ゲーム好きだったりはたまた将棋のようなものを好む人は、ゲームの選択肢を選ぶとき、駒を進めるとき、あなたは目の前の状況だけで判断しているのかどうかをおもいだしてほしい。少なくとも「これを選んだらこの先の展開がどうなるか」ということが脳裏をかすめないということはないんじゃないだろうか。コミュニケーションも同じで、このあと自分のためにフラグを折った方がいいのか折らない方がいいのか考えてほしい。それは目先の興味あるかないかでなく全体の戦況も視野にいれるべきだ。
そしてもしフラグを折らない方向に進めてみたいと思ったとする。
とはいえ現実のコミュニケーションでわかりやすい選択肢が出てくるわけでもないし、気の利いた答えを出せるならそもそもコミュニケーション苦手むりもうやだとか言ってない。フラグの折り方しか知らないといっても過言ではないくらいに折ってばかりだとおもう。これまで自分で折ったフラグが足元に散らばっていることだろう。
そんなあなたに朗報です。
あなたが話す台詞の内容を変える必要はありません。思ったことをそのまま返してOKです。それでもコミュニケーションフラグを折らないたった1つの方法…それは…笑顔!笑顔で返す!これだけです。
どんなにつまんないどうでもいい答えをあなたが口にしても笑顔で返すだけで印象値が5割増になるんです。
「笑顔」で返す練習をすべし
人間の脳みそはチューニングしなければベストパフォーマンスを出すことはできないし、そんなことができるのは毎日毎日片時もかかさず脳みそを使っている人だけだとおもう。
というわけで、あなたがしゃべったことの半分くらいは相手に伝わってないとおもった方がいい。これはあなたの問題でなくて、みんなそんなもんだからだ。
なので、重要になるのは「何を話したか」ではなく「どんな様子だったか」ということ。そこで大きな要素が表情である。
例えばランチのお誘いがあったとする。
「お昼ご飯いきませんか?」
その誘いに対して、
「いえ、もう食べてしまったので(無表情」
「いえ、もう食べてしまったので(笑顔」
と同じことをいうのでも表情が違えばうける印象が全然ちがう。当たり前だがこのとき笑顔でも嬉しそうにするという意味ではない。
言葉はなんでもいいけど、とにかく表情が大事で、できれば声のトーンも気をつけたい。表情は人間が赤ちゃんのときから判別できるコミュニケーション手段なので対人間におけるコミュニケーションで表情なくしては勝利はつかめない。
だからもしものすごくコミュニケーションで困っていたら何を話すかとか、どんな風にするかとか悩まず笑顔の練習をするのがいい。
笑顔で返せるようになると周りが自然とあなたに対する印象値があがるので、色んなコミュニケーションフラグがたつようになって、どんどんコミュニケーションするタイミングが増える。増えるとまた色々改善されるようになるから、何はなくともまずは笑顔で返せるようにしてみてほしい。
これはあくまでも初級編なので、中級編もその内メモれればとおもう。