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伊豆諸島・神津島でさくっとぐるっと観光スポットめぐり

伊豆諸島のはしっこのほうの神津島は、大型客船に乗って帰る場合に出航時間が10時半となかなかはやい。ジェット船であれば13時くらいまでの余裕があるが、最終日が帰るだけでつぶれてしまうというのもまぁもったいない話。

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そんな短い時間の間でもさくっと見て回れる神津島の観光スポットをあげていく。


多幸湧水

海にかこまれて水が豊富そうな島だが、実は昔から飲み水に悩まされていた島は多い。そんななかでここ神津島は「神々が集まり水をわけた」といわれるだけあって、天上山にふる雨がたまった湧き水に恵まれている。
その水がくめる場所が、多幸湾近くにかまえられている。ここは東京の名湧水57選にも選ばれている。島で選ばれているのはこの神津島だけだ。

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山のほうから湧き出た水を下のほうへおろしてきていて、そこから水をくむことができる。地元の人もよくくみにきたりもするらしい。夏場にはいい水分補給場所になっているそうだ。

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空いたペットボトルにいれてのんだ水はやわらかかった。


三浦湾展望台

島ではおなじみ展望台。こちらでは天気がいいと三宅島、八丈島が見えるらしい。

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見るだけといえば見るだけなのだが、神津島空港をみにいく途中にある場所なので、通りすがら見ておいて損はない。

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神津島空港

神津島は船のほか、小型飛行機でくることができ、その離着陸はこの神津島空港で行われている。

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とはいえ船にくらべてだいぶお値段は高いため、時間が限られる観光の人が乗るのがメインらしい。また島内の病院設備では手術等が行えないため、負傷した人や入院が必要な人の移動手段としてドクターヘリの発着場としても使われているそうだ。

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ちなみにこの空港を見下ろしている場所は、島内の数少ない広い平坦な場所である。島というのは基本が山なので、平坦な場所というのが極端にすくなく確保するのがむずかしい。そのため小学生の子たちがスポーツできる場所というのも限られるそうなのだが、どうにか遊べる場所をということでこの野っ原が整備されたそうだ。

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こんなのんびりしたところでゆるっと飛行機の発着が見られるところはそんなにないんじゃないだろうか。


ありま展望台

ありま展望台は、これから帰りに乗る船と島の全景をざっくり見ることができるので、最後の見納めにくるのにちょうどいい場所だ。海の青さ、きれいさもよくわかる。

また展望台の横にはジュリアの十字架と呼ばれる台がある。その昔戦争孤児としてつれてこられたクリスチャンであるオタアジュリアは、島のために色々と尽くしたそうでそれを島の人たちが感謝して記念につくられたそうだ。毎年5月にはジュリア祭も行われているとのこと。

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よっちゃーれセンター

島といえば海産物。お土産もどうせならおいしいものを…ということで、最後の最後によるべきはここ「よっちゃーれセンター」。「よっちゃーれ」とは島の言葉で「よってって」という意味らしい。

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ここでは島でとれた魚が食べやすいサイズに切り分けて売られていて、味見もさせてもらえる。船乗り場にも近いので、お土産選びにはぴったりだろう。

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またこのセンターの近くに、神津島の名前の由来となった「神々が集い水をわけた」様子がモニュメントとしておかれているので、記念にみておこう。

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朝日と夕日

おまけとして…海にかこまれた島の最大の見所でありはずせない要素といえば朝日と夕日。
どうしても天候に左右されるが、どうせ島に行ったなら見ておきたい。


帰りの日の島滞在時間はどうしても少なくなってしまうので、どうせなら思いっきり早起きして朝日をみてから島を楽しんで船にのって寝て帰る、というのが贅沢だろう。

また船の上からも工場地帯に沈む夕日をみることができるので、街中でみる夕焼けとはまたちがった楽しみができるのも船旅ならではだ。

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