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「題名のない音楽会」のページをめくってきたよ

「題名のない音楽会」といえばそう、
日曜の朝をまったりと優雅なひとときにしてくれる、あの老舗番組。



その収録コンサートに行ってきました。


東京オペラシティに向かう


「題名のない音楽会」のコンサートは新宿・初台駅にある
東京オペラシティで行われます。
新宿から歩いていけなくもない距離らしいのですが、
暑いので電車に乗りました。歩きたくない…


駅からオペラシティはほぼ直結なので、迷わず
たどり着くことができます。


コンサート前に、事前に届いているハガキと
入場券を交換しなければならないので、交換時間まで待機。



優雅なひとときの楽しみ方を知っている人たち


でもまぁ実はっていうか、「題名のない音楽会」って
最後にちゃんと見たの何年前だろう、という話なんですよ。



だって日曜の朝って。
ねてるよ。ねむいよ。



昔から日曜の朝といえば8時から10チャンネル、
9時になったら8チャンネル、という黄金のルートが
できているわけなんですよ。わかりますか!


そして「題名のない音楽会」というのは、
まさのその黄金ルートにはさまれた、いわば狭間なんです。


9時から10チャンネルで放送されるこの番組を見る機会というのは、

  1. 9時になってもチャンネルかえるの忘れてそのまま
  2. 何か特別番組がはいって8チャンネルの9時放送がないときにそのまま

というこの2パターンに限られていて
このためだけにがんばって起きてみる、というのは
まずないんですよね。(ごめんなさい)


自分はそんな不真面目な視聴者ですが、世の中にはもちろん
これがもう楽しみで楽しみで1週間待ちきれないわ!という方も
たくさんおられるわけで。



会場にはたくさんの優雅な人たちが入場券との交換を
いまかいまかと待ちわびていました。
クラッシック系のコンサートってこんな雰囲気なんだなぁとしみじみ。



いよいよ収録スタート!



今回のコンサートでは8月と10月に放送する
2回分の収録をまとめて撮るみたいで、第1部と第2部に分かれていました。


最近見ていないので知らなかったのですが、
「題名のない音楽会」には決め文句があるとのことで、
それを一緒に言ってくださいねーと司会の佐渡さんから説明がありました。


佐渡さんのフリから、会場にきているお客さんが声と動作をあわせて


「みなさんと一緒に、新しいページを『めくりましょう!』」


で、いよいよコンサートが始まります。



第1部「アレンジ・バトル2011〜もしも○○が△△だったら〜」



こちらは人気企画なようで、今回で通算4回目なのだとか。
内容としては、タイトルからもなんとな〜くお察しのとおり、
4人の指揮者の方々が、自分の好きな曲を自分の好きなように
アレンジして披露するというものです。


今回、演奏をしてくれていたのは東京交響楽団。
クラシックになじみの薄い自分でもなんとなく聞いたことがある超大手。
コンマスのお姉さんがかっこよくてドキドキでした。



さてバトル内容はというと…

  • M-1「もしも『朝9時だョ!全員集合』だったら…?」 たかしまあきひこさん
  • M-2「もしも星飛雄馬がオペラの試練を受けたら…?」 青島広志さん
  • M-3「もしもモーツァルトがハリウッドの売れっ子作曲だったら…?」 渡辺俊幸さん
  • M-4「もしもチャイコフスキーが『ネコふんじゃった』ら…?」 加羽沢美濃さん


最初のたかしまさんのアレンジバトルは
あの『朝8時だョ!全員集合』の各シーンの名曲を
『9時』になったらどんなムードになるかアレンジしたもの。
カトちゃんのあの「ちょっとだけよ」のときに流れる
お色気曲がまたなんとも面白い!w
しかも当時実際に『全員集合』で↑の曲を演奏していたトランペット奏者の方が
その曲をソロ演奏してくれていました。豪華〜。


今回の参加者の中で唯一見たことがあった
青島さんのアレンジバトル。
星飛雄馬がオペラの試練したら確かにこんなかんじ!という
クラシック調だったためか、眠さMAXに…
なんでクラシックってあんなにいい睡眠導入剤なんでしょうか…
決してつまらないわけではなく、こう、
ねなさ〜い、ねていいのよ〜って語りかけられてるかんじ。


個人的にはアレンジバトル優勝!
会場の雰囲気的にも大絶賛だったのは渡辺さんのアレンジ。
本当に映画のテーマ曲になってもおかしくない壮大さ。
映画をみるときの、わくわくドキドキする気持ちが
波のように押し寄せる、ものすごいアレンジです。
もとがモーツァルトさんだと思えないくらいのイメチェンっぷり。
このシリーズのCD出たらほしい!と思ってしまうくらい好きでした。
だしてー!


そして個人的にコスプレバトル優勝!だったのは
今回紅一点である加羽沢さん。
なんと、かわゆい猫のきぐるみでご登場でした。
なんでもアレンジバトルではコスプレOKとのことだったので
どうせならきぐるみを着たいと思い、『ネコふんじゃった』を選んだとのことw
でも外見も中身もかわいいので許します。


この回の放送は8月14日(日)放送です。
3曲目の渡辺さんの曲は必聴です!お見逃しなくーっ



第2部「すぎやまこういち 音楽の道〜恋のフーガからドラクエまで」



第2部は内容も、そして司会の佐渡さん、本間さんの服装もガラリとかわり
あのドラクエの世界観を音楽でゆるがないものにした、
すぎやまこういちさんがメインのコンサートでした。



第2部のプログラム

  • M-1「ドラゴンクエストI」より”序曲”
  • M-2「すぎやまこういち ヒットパレード」
  • M-3「ドラゴンクエストVI」より”魔王との対決”
  • M-4「ドラゴンクエストII」より”この道わが旅”


まず出だしがドラクエ”序曲”
これはもう、ドラクエを知っている人なら
胸が熱くならずにはいられない神曲です。
ていうかもう国歌だよね。


この曲を聞いたことがない日本人はいないだろう、というぐらい
今ではドラクエといえばこの”序曲”ですが、
何分この日のお客さんたちが、たぶんドラクエあんまり知らない人たちばかり…!
会場にハテナが浮かぶのが見えてるよ!


これは知ってる人が聞いた方が絶対イイと思うので
今から録画予約しといてもいいくらいです。


このすぎやまさん、なんと御年80歳!
とてもそんなお年にはみえないハツラツな様子。
しかも指揮をしだすと、実際の身長よりも
さらに大きく、オーラがちがって見えます。
本当にかっこいいです。


こちらの放送は10月9日(日)予定。
この回はいつも「題名のない音楽会」をみない人でも、
いや見ない人こそ、ゲーム好きな人こそ、みてほしい回です。



初めてクラシックコンサートに行きましたが、
こんなに楽しめるとは予想外でした。
もっとみんな見るべき!(自分含め)
曲の名前とかはなーんにもわからないけど
音楽を楽しむことだけならできるので、
今後も機会があれば行ってみたいなぁ。