こちらのブログを読んでちょっとびっくりしたので
自分の脳内メモとしてエントリ。
[デザイン]プログラマーの感覚とデザイン。
http://d.hatena.ne.jp/shunsuk/20110920/1316514347
何にびっくりしたかというと、これと逆パターンのことを
日頃もよもよと思っていたからです。
具体的に言うとここらへん。
プログラマーがデザイナーにデザインを依頼するときも、そこに共通言語があるとないでは大違いだと思う。僕がデザインの基礎に興味があるのは、自分でデザインしたいからではなくて、デザイナーさんとの共通言語が欲しいというところが大きい。
自分はプログラムとかもう今現時点でほぼわかってないのだけれど
わかりたい、知っておきたい気持ちがある。
それは「自分でWEBサービス作りたい!でもシステムできない!」という
もやもやとした思いがあるのが1つと、プログラムのこと知っておけば
プログラマーさんと一緒にお仕事するときに話しやすいよねーというのが1つ。
ああ、だからびっくりしたというよりは
いまの気持ちを正確にいうと
プログラマーさんからもそう思っててくれてうれしいなぁと思ったんだ。
『デザイン』って範囲広すぎる
常々感じるけれどデザインってその実際にやってることに対して
カテゴリ分けがおおざっぱすぎる。
お寿司屋さんに行って「魚ください」っていうくらい。
いや、これはちょっといいすぎかもだけど。
デザインって言っても、その中に含まれていることは
「かっこよくする」ことだけじゃない。
もちろんそれもとてもとても大事なんだけど、
それじゃただ「着せかえた」だけでデザインしてるわけじゃない。
- デザイン=かっこよく
- デザイン=使いやすく
- デザイン=整える
- デザイン=伝える
- デザイン=形づける
- デザイン=導線
他にもいろいろあるけどデザインっていうのは
それらのあらゆる事象が組み合わさって成り立っていて、
それがわからないままデザインしちゃうと「ん?」ってなる。
『デザイン』の基本
自分の思うデザインの基本は「問いかけること」。
どうしたい?どうしたの?ってデザインするものと向き合う。
そうして向き合ってると自分の中にむくむくと
デザインする対象に対して不思議に思うことが膨れ上がってきて、
そしてのその不思議に思うところをひとつひとつ解消していくと
デザインができあがっていく。
だから本屋さんに
「こんなデザインはこう作る!」っていう本が売ってるのは
「あなたの不思議はこれで解決!」というきっかけを
つかむためなんじゃないかな。
「こういうときに使いましょう」というのが載っていないのは、
人によってモノによってその答えがかわるから
載せられないんだよね。たぶんね!
これはまぁWEBとか比較的新しいメディアの話で
逆にそれより歴史の長いDTPとかは、そういった「これはこうあるべき」的な
本がいっぱいあるけど、WEBで参考になったことはほぼないなぁ。
考え方とかの参考にはすごくなるけど。
まぁ自分もデザインに対してどうのこうの言えるほど
腕が達者でも人生経験スバラシイわけでもないんだけど、
強いてデザイン初心者と中級者のことを言い分けるなら
感覚でデザインするのが初心者
感覚をデザインするのが中級者
という曖昧な言い方で書き逃げる初心者デザイナーでした。