akuyan to

イベント/旅行/デザイン/おいしいもの...

「時間がないので適当でいいです」って依頼していませんか

自分はWEB制作がお仕事ですが、WEBでなくても
デザイン的な部分が関わるお仕事って往々にして
「時間がない」ものじゃないですか。


もー時間ありすぎて余裕すぎてラクショーだね!
ってなるようなプロジェクトばっかりだと
それはそれは素敵なんですけど、そんなわけもなく。


そうなるとどうなるかというと
時間とデザイン的なクオリティのバランスを
どうするかという話によくなったりもします。



今回はその中でもどちらかというと
発注者側(デザインをしてほしいと依頼する人)の話になります。



時間とクオリティのバランス


時間がない。でもかっこいいのがいい。でもでもやっぱり時間がない。
そんな場合にどちらを優先させて考えればいいのか。


答えは「どちらも」です。
そんなん当たり前や!ってお話かもしれないですが、
頭の中ではわかっていても発注する時の伝え方で
大分ニュアンスがかわってきてしまうし、
わかっていても佳境に入って切羽詰まってくると
どちらかに偏りがちです。



バランスをどうとるか


デザイン依頼をするときに
「時間がないので、とりあえずちゃちゃっと適当でいいです」
みたいなこと言ってないですか?


それダメです。


いやもちろん「適当=それに適したもの」を指しているんならいいですが、
「適当=ざっくりと形になってるもの」なニュアンスになってないですか?



それを言われるとデザインする立場としては
テンションがダダ下がりです。
NOTテキトウ。NOTカンタン。



まぁ時間がないのはもうなんのかんのと言っても時間がないので
時間を増やせとは言いません。
だからといってクオリティを落として
中途半端なものができたら逆にもったいないです。
またクオリティにこだわりすぎて時間内に間に合わないのは論外です。
時間とクオリティどちらに偏っても、
それはただの自己満足にしかなりません。


じゃあどう言えばいいのかというと
「決められた時間内で完成させられることができる範囲での
 最大限の制作物を出してください」
と言うのが1番なんではないかと。
もっと短くいうと「時間ないんだけど、どうしよう」です。


期限が3日しかないなら、3日間の間で
そのデザイナーさんが絶対に制作可能で、かつ制作物として
問題ないものを提出するようにしてもらいましょう。
その後は依頼されたデザイナーさんが自分の能力との戦いです。


仕事としてデザインを請け負っている人なら
「日数×自分の技術力」で、
イコールはじき出せるもの(最大限の制作物)がわかってなんぼなので、
そこは依頼者側が判断するのではなく、
デザインする人に提案してもらった方がずっといいものができます。



要するにつまるところデザインを依頼する側される側の
コミュニケーションって大事だね!ってお話でもありそうです。
でもコミュニケーションって言葉はよくわからないので横に置いておきます。



結局どういうことかというと


プロジェクトを管理する人って
思っている以上にいろんなものを抱え込みやすくて、
人にふってるつもりでふってないことって多いんじゃないかと思います。


う〜〜ん、これ間に合わない〜〜〜!と思ったら、
とりあえず制作する人たちに相談してみるのも全然ありなんですよね。
丸投げしちゃえーと言ってるんではなくて、
詰めるとこ詰めたら、後は専門の人に任せた方がラクですよ、という話。
その方が効率もぐぐっと上がります。たぶん。


依頼する側は「餅が食べたい」だけではなくて、
「甘くて手で持ちやすくて子供も食べられる100円で買える餅が明日食べたい」と言えばOK。
そのおいしい餅を作る方法は餅屋に任せちゃえばいいじゃないですか。
そして出来た餅をみんなでおいしくいただきましょう。