いまリモート会社員をしながらフリーでも仕事をさせてもらっている。
これまでWebやアプリのデザインやディレクション、ライティングをやってきて30歳前にフリーでうける仕事の領域をもっと増やしてみたいなと考えていた。
勤めていた会社が副業禁止だったので、がっつりとフリーで仕事をするには会社をやめざるを得ないなと思っていたが、なんだかんだで就業形態を変える形で落ち着くことになった。
フリーで仕事するときにネックになる保健などの部分をもってもらえるのは大変ありがたい。
とはいえいつまでこの形を続けられるかはわからないし、いまの形が最適なのかというのも今のところよくわからない。
周りのひとのはなし
1月26日にクリスクさん主催のセミナーで「週3勤務、正社員!? 次世代のPRパーソンが実践する新しい働き方とは?」というのがあり、知り合いの方にお誘いいただいてお話を聞いてきた。
週3勤務、正社員!? 次世代のPRパーソンが実践する新しい働き方とは?【クリスク飲んだくれセミナー#16】 : Wherevent
その日はPRや広報をメインにしている人が、限られた日だけ出社し、あとはフリーでお仕事をしているという実例をふまえ、メリット・デメリットや給与面などの具体的な話がでたり、質問に答えたりしていた。
会場での質問を聞いても感じたし、自分も前はそう思っていたんだけれど、この半分会社員・半分フリーというのは端から聞くととても自由きままなかんじがする。ただ実際それをやり始めると、セミナーの中でもいっていたけれど、それぞれの境界線が合間になるので常に仕事に追われているような感じになるので、そんな自由いっぱいかというと「うーんまぁ、うん」みたいなかんじである。
いや、もちろん制作系でフリー一本でお仕事をしていれば常にそんな状況なのだという話はよく聞くので、それに比べれば一部を会社に持ってもらっている分はラクしているのだろう。
ただ会社員という形の所属はありながらも作業すべてを自分で管理するこの状況は、仕事としての向き合い方はフリーになるのと大きく差がないのかもしれない。プラス会社員としてのしがらみも多少あるので、まぁうん、そうだね、というかんじだ。
メリットとデメリットのはなし
セミナーでも話題になっていた、この働き方のメリットとデメリットで、自分が1番感じているメリットは「やりたいことができる」ことだと感じている。
1つの会社にいただけではできない仕事もあるので、色んなところで色んな人と色んな形で関わって、色んなことをさせてもらえるというのは自分の視野もスキルも広がるので、それだけでいまの働き方は自分にとってはとっても楽しいものではある。
デメリットでいうと作業とかに没頭したり、打ち合わせがはいりまくったりするとなんだかんだで気づいたら朝の3時、みたいなことは度々あるので生活が不規則になっていること。あと会社の仕事もフリーの仕事もいつなくなるかわからない焦燥感には常につきまとわれること。家族の平日昼間の雑用にこきつかわれる頻度が増えたこと。電気代が増えたこと。確定申告がよくわかんなくてふるえていること、などが今のところある。
給与に関していえば、会社員オンリーだったときと差がないようにフリーの仕事の量をがんばっている、というかんじ。
あと自分にとってはメリットで、まわりに聞くとデメリットに感じられているのが多いことは1人で家に引きこもっていることが増えること。友達と遊ぶのも好きだけど、1人でも苦にならない性分なので、まぁそれは結果オーライ、みたいな。
いま国の政治的なはなしでは「正規雇用がへっている」と問題になっているけど、それの問題って実は「正規雇用がへっている」ということでなくて「安定した生活をおくってもらうための手段として国が想定してたものがうまくいってない」ってことなんだと勝手におもってる。
なので、別にそこらへんはまぁいっかと思ってるんだけど。
セミナーを聞いていても、最近のまわりの人の働き方をみていても、こういう働き方の人はだんだん増えてきているとおもう。自分の場合は別にこの働き方が絶対よくてみんなすればいいのに!と思ってるわけじゃなくて、やっぱり人それぞれだし、職業にもよりけりだし、1つの会社のためにずっとがんばる生き方もかっこいいとおもう。いまは半分こな状態だけど、もしかしたらすごい好きになっちゃう会社があるかもしれないし、自分で会社作っちゃうかもしれないし。
働き方にも生き方にもアタリもハズレもないんだけど、それを決めるとしたら自分なので、自分が自分に「ピンポン!」と言えるように頑張っていきたいというきもち。
あとお仕事めっちゃがんばります、というきもち。