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MOVERIOでNARUTOの舞台をリアルタイム字幕で楽しめる!

先日2回目のライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」の鑑賞を終えた。
その面白さすばらしさは別の記事を見てもらうとして、今回紹介したいのはそんな超楽しいNARUTOの舞台がリアルタイムで多国語でも楽しめるということだ。



先日からモニターをさせてもらっているメガネ型ウェアラブルデバイスのMOVERIO。前回も軽くふれたとおりにその特徴はシースルー(グラスの部分がすけて周りを見ることができる)というところだ。
そんなMOVERIOをライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」の公演でレンタルすることができた。

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これをかけると、なんと目の前で演じられている舞台がリアルタイムに翻訳された字幕が出てくるというのだ。対象となっている言語は、英語・フランス語・中国語の3言語。

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まずは東京公演の劇場であるAiiA THEATER Tokyo内にあるMOVERIOブースに行き、レンタルしたい旨を伝える。するとMOVERIOのカバーケースごと渡され、簡単な操作方法を教えてもらえる。
劇場内の独自のネットワークに事前にMOVERIOが接続されており、操作デバイスの「前に戻る」ボタンで言語の切替、「メニュー」ボタンで字幕の表示箇所・表示サイズの切替ができるようになっていた。

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事前に言語と表示具合を調整しておき、MOVERIOをかけて席に着席。ステージが真っ暗なときはMOVERIOの画面の光が若干気になるものの、ステージに明かりがつくとまったく気になる部分はなく、むしろそのリアルタイム字幕に感動するばかりだった。ある程度台詞のタイミングなどが決まっているのかもしれないが、それにしても実際には生で実演されている舞台にあわせてこんなにもぴったりに翻訳が出てくるのは感動だった。字幕がジャマになったりしないかと懸念したが、表示位置の調整ができることで、うまくかぶらない位置で見ることができた。

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実際に会場には色々な国の方が見に来ているのを見かけた。NARUTOを愛する仲間であり、わざわざ日本までかけつけてしまうようなコアな世界のファンの多くは日本語に長けている場合も多いが、それにしたところで自分のわかる言葉で見られるのがありがたくないわけもない。舞台が終わり、返却にくる人たちの楽しそうな笑顔はだいぶ印象的だった。自分も以前に英語の舞台を見たときがあり、そのときも追いつくのいに必死で舞台を楽しむ余裕がなかった経験からすると、あのときにMOVERIOがあればどんなにかラクだったか…と思わざるをえない。NARUTOの舞台で日本人で借りたのはその時点では自分だけのようだったが、どんな風に翻訳されているのかなぁと見るのもまた面白かった。


また日本の伝統芸の舞台では日本古来の表現が多いために解説音声を聞けるイヤホンの貸し出しがあるが、やはり舞台を見ているのでできれば音を聞くという労力は舞台に向けたい。このMOVERIOでその解説を表示してくれれば説明を知りたいとき、そうでないのときの切替もラクそうだ。


舞台鑑賞の幅を広げてくれるMOVERIOは、今後も色々なステージで活躍してくれそうな気がする。