akuyan to

イベント/旅行/デザイン/おいしいもの...

父島到着初日・島内観光ツアーに参加 #小笠原しまレポーター

小笠原諸島の父島へ向けて12月21日に船に乗り、翌日22日11時定刻通りに到着。
風がつよめで雨がふってるというプチ台風状態のなかで到着したけれど、父島の期待はMAX!
そんな父島初日は予約していた島内観光ツアーにいってきました。


父島での過ごし方

父島へ旅行にくる人は最低でも3泊するので、長い人だと1ヶ月くらいいたりもするもするそうです。
そんなわけで長期滞在する人は、あったかい東京都でのんびり南国ライフを過ごしたりするそうですが、今回自分は3泊というコンスタントな旅行でなおかつ初父島。時間の限り楽しもうとあらかじめある程度予定を決めていました。

父島は船が着く時間と出る時間が決まっているので、その日にしかないアクティビティだったりお店が出ていたりします。また時間的な問題で逆にその日にはできないアクティビティもあるので、自分が絶対やりたいことは早めに決めましょう。


今回いろいろと楽しみたいなと思ったなかで、自分は各種アクティビティを行っている竹ネイチャーアカデミーさんに全体的にお世話になりました。こちらに決めた理由はスルーツアーという、島に入ってから島を出るまで一貫して案内してもらえるというサービスをやっているというのが1番大きなポイントでした。
実際には自分はスルーツアーにはしなかったのですが、父島を全力で楽しみたいけど何したらいいかわからない〜!って人はこちらのスルーツアー参加するといいかもしれません。

竹ネイチャーアカデミー
http://take-na.com/academy/

島内観光ツアーに出発!

父島についてから、まずは二見港ターミナルで竹ネイチャーアカデミーの方に声をかけて、名前の確認と2日目に予定していた海のツアーでつかうレンタル用品の確認などを行いました。
また、その日の島内観光は13時からということで、時間になったら宿まで車で迎えにきてくれるというので宿に荷物をおいてお昼ご飯を食べて待機することに。


ちなみにその日のお昼はユースで泊まる人にきいた、ユース近くの中華屋さん「海遊」でアカバーラーメンなるものを食べました。

アカバーというのは島でとれる高級魚らしく、ちょいとお値段お高めですが身がぷりぷりでおいしかったー。

この中華屋さんは、結構島のお店をやってる方々が来るお店とのことで島民の方々が楽しそうなかんじで雰囲気もよかったです。

海遊
http://tabelog.com/tokyo/A1331/A133102/13095479/


時間になると白いワゴンで竹ネイチャーアカデミーの山ツアー係の方がお迎えにきてくれました。
竹ネイチャーアカデミーでは、山と海とで担当がちゃんと分かれているようでそれぞれ専門できちんと知識をためたり、活動したりされているようです。
この日のツアーは自分ふくめてお客さんはぜいたくにたったの2人!もともと行ったタイミングがお客さんの少ないシーズンを狙ったものではあったのですが、少人数ツアーを提供されているところなので、何十人もごっちゃになって…というツアーはないそうです。

父島の観光名所をぐるり

ここからはSwarmでポチポチとチェックインした自分の足取りを確かめつつ、観光名所をさらっと。
他のところで提供されている島内観光ツアーは絶対に進路が決まっていて毎回同じとこらしいのですが、竹ネイチャーアカデミーでは天候などその日の状態にあわせて案内するところをかえてくれているとのことでした。

宮之浜

二見港ターミナルのある奥村から近くて遊びやすいのがこの浜辺。
初日の島内観光できたときはあいにくと曇っていたのでこんなかんじですが…

その2日後、晴れた日にくるとこんなかんじでした。

個人的にはこの浜辺が波が落ち着いてて、のんびりしてて1番好きです。


旭平展望台

父島の東側の眺めが一望できる展望台。父島の東側にあるので東島、というわかりやすい名前の島も見えます。
またここからみえるすぐ目の前の海に、元大統領のブッシュさんのお父さんが戦争で落ちたことがあるらしく、以前に観光でいらしたこともあったそうです。

ちなみにここは2日目のスターツアーのときにもまた来ますが、そのときはもう、また、すごいっす。

夜明山と戦跡

父島っていったら海!としかおもっていなかった自分ですが父島の世界遺産は全部陸にあるわけでして。そのほとんどが山なんですね。
冬にはトレッキングにくる方が多いという山ですが、その中にはいくつも戦争の後が残されています。

夜明山にあるこの戦跡も、このあとに出てくる展望台につながる道で見られるものです。
大きい建物で、きっとその昔は3階建てくらいだったとおもうんですが、もう階をへだてるものはなくまっくらです。

初寝浦展望台と海岸

戦争のときに軍の人が初めて寝た海岸だから初寝浦海岸、というなんかわかりやすい名前多すぎな父島ですが、その海岸がみえる展望台なので初寝浦展望台です。社会のテストがラクそうですね。

またその展望台にも戦跡があり、中にはいると戦争が終わって建物だけが残ったときにクラブハウス的に使われていたたくさんのらくがきが見られます。らくがき禁止。


コペペ海岸

名前がかわいいなーと思って気になってたコペペ海岸。コペペさんという人が住んでたからコペペ海岸。わかりやすい。
白浜がひろがるビーチでカヤック体験のスタート地点としてもよく使われているそうです。ここから出発して島の南側のジョンビーチとかに向かったりするらしい。

ジョンビーチは歩いて行くと山を…3、4つくらい…超えないと…いけなくて…すごい、つらいんで…行きたい人は海からがいいと思うんだよね…。そこらへんは別エントリーにて。

ウェザーステーション展望台

そして島内観光の締めはここ!父島観光ではずせないウェザーステーション!
ここは父島の湾内を一望できる最高にながめのいい展望台で、海がどこまでも見渡せることからホエールウォッチングにもよく使われています。
※実際は初日は曇ってたので、その後に晴れた日にとったウェザーステーションの写真です。

またここは夕焼けを見るのに絶好のスポットで、日入り時間になるとどこからともなくみんな集まります。


父島を時計回りにぐるっとまわる形で島内観光終了!


車降りてないけど見たり聞いたり

上で書いたところは車を降りてみたところですが、車に乗ったまま横を通り過ぎて説明を聞いたりしたスポットやトリビアなんかも。

なんで父島っていうの?

その質問を待ってました!といわれたくらい、とてもチープな質問ですがずっと気になってたこと。
なぜ父島という名前になったかというと…父島に昔住んでたのは日本人だけはなくハワイから来た人とかだったり、ヨーロッパから来た人もいたりと、だいぶワールドワイドな島だったんですね。開拓時代とでもいうのでしょうか。

まぁそんな中で。人も増えてきたところでそろそろ島の名前統一しない?ややこしいよ?という話になるのは当然のこと。でも文化も言葉も違う人たちで共通の名前って何?
そこでみんながもっている共通のもの「家族」から、メインの島を父島として周囲に母島、兄島などなどどんどこつけていったというわけらしいです。

島にはあちこちにレモンの木があるよ

道路を車ではしっているとワキにたまにレモンの木がはえているのがみえてきます。
父島ではレモンはとってもポピュラーで、おうちで育てている方(というか勝手にはえてた?)もたくさんいるとか。

そんなわけで島の名物、島レモンを使ったお料理やお土産が色々と売られています。
島レモンサイダーおいしかったな。

東平アカガシラカラスバト・サンクチュアリ

できれば行きたいなーと思っていたけど、残念ながら時期的に入れなかったのが数少ない東平アカガシラカラスバト(通称・赤ポッポ)が見られるという東平アカガシラカラスバト・サンクチュアリ。

カラスのように大きい頭が赤いハトが父島にはいるんですが、これがまた野生の猫によって結構数少なくなってしまっているので保護に乗り出していて、ハトが住んでたらへんの森をぐるっと金網でかこっています。ここがサンクチュアリです。

とはいえ、このサンクチュアリの外でも赤ポッポは見られるし、なんだったら上野動物園の入口側に飼育されているとのことで、見たい方は見に行ってみるのもいいかも。ただパッと見ちょっとでっかいハトらしいです。

境浦海岸の沈没船

山の中だけではなく、海の中にも残る戦跡。それが境浦海岸で見ることのできる沈没船です。
あともうちょっとで船がつけるというところで、沈没してしまいそのままになっているのだそう。

この船は泳いでみることもできるそうなので、装備と準備をちゃんとして探検するのも楽しそう。

父島初日終了!

島内観光は13時〜16時半くらいまでで終了となりました。色んなところに行けて、あっという間のたのしいツアーでした。
本当はこの日の夜にスターツアー(星空鑑賞)の予定も入れていたのですが、あいにくの曇り空で次の日に先延ばし。同じところに頼んでいると全体的に天気をみて調整してもらえるのがありがたいです。

島内観光中に「島に船が着いた日はスーパーにものがいっぱい入るので島民の人が買いにきて混む」というのを聞いて、夕飯までスーパー付近を探索に。スーパー前の山積みの段ボールがすごかった…。

生協におすすめされていた島はちみつの固形版が売っていたのですかさず購入!ここのが1番安かった。

ご飯の後のデザートに、と農協でスターフルーツも購入。食べた感想は…すんごいなんでもない味だった、ってかんじでしょうか…。ほんのり甘いんだけど、まぁ別に食べなくてもいいかな、みたいな…。
同じ宿の皆さんには「みかけだけ楽しめ」とか「ピクルスにするといいんだよ」と教えてもらいました。

そんなこんなで父島の初日はおわり、次の日にむけてゆれない二段ベッドでぐっすり眠りました。