akuyan to

イベント/旅行/デザイン/おいしいもの...

和牛の神様に肉詣り。渋谷道玄坂にできたエンタテインメント焼肉へ

ある夜、誘われてやってきたのは渋谷道玄坂に2022年7月にオープンしたばかりの「和牛の神様」だ。ここは焼肉・六花界グループのオーナーである森田氏がプロデュースしている店でもある。


六花界グループの店はこれまでに幾度となく訪れており、肉については絶大なる信頼を置いている。そんなわけでここもまた間違いないだろうと胸に期待を膨らませながら、店にたどり着いた。

wagyunokamisama.com

飲み放題&もりたなか牛の堪能コース

渋谷の道玄坂といっても結構道が長いが、この店があるのは道玄坂にあるモスバーガーの横の路地を入ったところである。駅近でありがたい。ビルの外には看板が見当たらず「ここでいいのかな」と不安になりながらビルに入ると看板を見つけた。

この奥に階段がある。が、その左手にはエレベーターもあった

恐る恐る進んでみるとすぐに店の入り口が見えた。入り口ではきっとこれから振る舞われるのであろう肉たちが出迎えてくれた。

肉たちによるお出迎え

席に通され、しばらく人が揃うのを待つ。

今回は飲み放題コースを予約しているということで、まずは飲み物を選ぶ。

飲み放題メニューとコース。アラカルトでも注文できるそう


飲み物と同じくらいのタイミングで前菜のキムチも運ばれてきた。

その日によってキムチの内容は変わるらしい

ちなみに自分がキムチが苦手なためキムチに関する味の感想は書けない。
これ1つで4人分くらいの量である。



そしてお待ちかね、肉の登場だ。
今回は主催の友人が事前にお願いしていたローストビーフがまず運ばれてきた。こちらは通常のコースにはないものだ。

六花界グループ・クロッサムモリタのROAST BEEF +

六花界グループで作ってオンライン販売しているもので、今回は特別に用意してもらったとのこと。
毎月販売されるのだが、あっという間に売り切れてしまうのでなかなかお目にかかれない。

shop.rokkakai.co

見るからにおいしそうなので、特に感想など書かなくてもいいとおもうのだが、なんていうか、おいしい。極上。

お主……私が知ってるローストビーフじゃないな……!

あれ、ローストビーフってこういうものだっけ???こんなふわトロちゅるんみたいな口当たりだったっけ????っと自分の感覚を疑いたくなるおいしさだった。次のオンライン販売、頑張って買うしかないな……

肉たちの祭り。エンタテインメント感あふれる焼肉まみれ

さて、いよいよコースの肉たちを紹介していきたい。
注意としてはここからはうまいものしか出てこないので、おなかのすく時間に見てはいけない。

牛タン食べ比べ(上タン・並タン)

まず最初に登場したのは六花界グループといえばな牛タンだ。
最初の1枚はスタッフさんが焼き方を見せてくれる。焼く前からてらてらしていて眩しい。

てらてら煌めく上タン

網状に切られた上タンが網のうえでギュッとなったら食べ頃で、ネギを包んでまいていただく。

スタッフさんが1枚見本で焼いてくれる

うううううううまいなぁ(幸)

ネギとタン。いうことは何もない

この網状にどうやって切ってるのか謎すぎるけど、とりあえずうまいことだけはよくわかる。あーこれだけずっと食べてたい。
とか思ってたけどそれは嘘だった。他の肉も食べるべきだった。


次に運ばれてきたのは並タン。牛タンの食べ比べから始まる小憎い演出である。

味わいがしっかり楽しめる並タン

ネギを落とさないようにそっと網の上に持っていき焼く。食べる。うまい。

上タンのやわらかさとは違い、噛みごたえのある食感。つまみに最高。ネギと合う。


リブロース(リブ芯・リブマキ)

なんだかまた見るからに絶対においしそうな肉が運ばれてきた。
もうこのまま食べてもおいしいでしょ?という感じにとろとろ感あふれるリブロース2種。

見るからに好き

焼いてる途中で「あ、これは絶対に白飯を巻いて食べないとダメなやつだ!」と気づき、すかさず追加注文をした。

これには白飯がないとダメだ(察し)

その結果がこれだ。みて。おいしそうでしょう。おいしいんだなぁ。ふふ。

勝利を確信

リブロースは用意されていたタレをつけて食べる。はぁ、この肉丼だけ単体で売ってくれないかな。


焼きしゃぶ

次にきたのはたまご。たまごが来たとなればそう、イコールすき焼きであることは日本人にとって当たり前のことであるともいえる。

たまごが来たらアレしかない

肉の上に置いてあるネギたちを落とさずに網に置いて、片面をよくやいて巻いて食べる。
もちろんしっかりたまごに絡めることを忘れてはいけない。

不器用には試練なネギと一緒にうまく焼くスタイル

………………………………、

🙏🙏🙏

肉ってすごいなぁ、おいしいなぁ。
肉とたまごってなんでこんなに合うの……誰が出逢わせてしまったの……ありがとう……。

ステーキ

またなんかすっごいの来ちゃったどうしようとソワソワしてしまう皿が運ばれてきた。
サシがきれいに入り込んだ分厚い肉。ステーキだということだがどこの部位かは忘れてしまった。

この上でゴロゴロ寝転びたい

このトングで持つ雰囲気でその柔らかさをお伝えすることができるだろうか。

ご覧くださいこのやわさ!

表面に焼き色がついたらもう食べ頃だ。しっかりと味がついているのでタレはいらない。
子供の頃、ステーキ1枚を1人で食べるという贅沢に心が躍ったりもしたものだが、社会人となった今、この小さいながらも存在感あふれるステーキの味わいに満たされまくった。

大きくなくていい。小さな幸せを噛みしめたい

この1枚を贅沢に味わう時間……頑張って働いててよかった……

切り落とし盛り合わせ

まだまだ祭りは続くぜ!とばかりに次に出てきたのは切り落としたち。
どこの部位かはわからないが、これまで食べてきた肉たちのことを思えばうまいのは明々白々。

どこの部位かを見分ける能力は発動しなかった

よくわからないけど全部うまい!という雑な感想を、その場でも述べた。
だっておいしい以上の感想なんもないんだ…本当にな……

おすすめホルモン

実は何を隠そう六花界グループはホルモンもうまい。
なのでこの和牛の神様でもホルモンがコースでしっかり提供される。

ホルモン好きな人は六花界にも行ってみて

今回のコースでは、ハツ・レバー・マルチョウ・シマチョウ(だったはず)が出てきた。
レバーについてはかなり人によって好みが分かれるところだとはおもうが、焼いてもパサパサした感じにはならないしくさみもなくおいしい。
他も言わずもがな、これまでの肉たちとは違った食感を楽しめて満足度メーターはもう壊れている。

神様の和牛ハンバーグ

ここまでで結構な量を食べてまだ出てくるとなると「さすがにもういらない」と思う人もいるだろう。
でもじゅうじゅうと音を立てて運ばれてくるこの鉄板を目にしたらきっと誰しも唐突に胃袋にスペースが生まれてしまうに違いない。

小ぶりながらもぎゅっと肉肉しいハンバーグ。最後に軽くフランベされてからいただく。

フランベされる神様のハンバーグ

ああ…………うまい、うまいよ…………

コースも終盤だというのに、いい匂いに心揺さぶられる

ほろほろ崩れながらも肉肉しさたっぷりのハンバーグは噛みしめれば噛みしめるほどに濃厚な味わいが広がっていった。
和牛の神様ありがとう。

ユッケジャンスープ・デザート

最後の締めに、スープとアイスが出てきて終了!
っと軽やかに締めたかったとこだが、スープが抜群においしいのでしっかり書き残したい。

これまっじうっまいよ

そもそも自分は辛いのが苦手属性であまりユッケジャンスープも日頃自分からは積極的には頼まない。
しかし今回はコースでせっかく出てきたのでまぁまぁお腹いっぱいだけどいただくかーと軽い気持ちでいただいたらおいしくてたまげた。
次の日の朝ごはんにしたいのでお持ち帰りできますか?と聞きたかった。


アイスで最後さっぱりして、コース終了。
は〜〜満たされた〜〜〜〜〜。

間違いないバニラ+黒蜜+きなこ

気軽に上質な肉を楽しめる店

ここで今更ながら簡単に六花界グループの説明を差し込むと、神田にある「六花界」という立ち食い焼肉店があり、そこではおいしい肉と日本酒が楽しめる。基本ここは誰でも入店できる。


しかし他の六花界グループの店にいくには、ある程度常連にならなければいくことができない。六花界で食べられるものもかなりおいしいのだが、やはり他の店に行くとグレードの違う肉と料理が出てくる。


ということを踏まえて、今回できた「和牛の神様」はグレードの違う肉を楽しめながらも誰でも行けるという点でとてもおすすめだ。今回は8,000円コースにプラスアルファで追加して、1人9,000円のお会計となった。


量的には6,000円コースでも充分なのではと思われるので、またぜひ行きたい。