7月15日からオープンするコメダ喫茶の新形態となる「KOMEDA is □」の試食会に先日参加してきた。
「KOMEDA is □」は「コメダイズ」と読み、□の部分は新しいコメダの様々な魅力を表すキーワードが入る部分としてあえて空欄になっている。
100%植物由来のメニューを提供
「KOMEDA is □」の特徴はなんといっても100%植物由来(プラントベース)のメニューを提供していることだ。
環境負荷の少ない食スタイルや美味しさを追求していきたい、コメダらしいメニューで!というコンセプトで生まれたお店だ。
現在は東銀座店のみだが、今後既存のお店を変えたり、また既存のお店にメニューだけ提供するということも考えられているそう。
合言葉は「お肉を休む日を、つくろう」
植物由来ということは、ざっくり言ってしまうと牛乳や肉や魚を使わないということだ。
そのため、ここで出てくる一見お肉っぽいものは全て肉ではない。
そういう料理はだいたいなんとなく「物足りない」イメージが自分の中では強かったのだが、ここで真面目におせじ抜きでいうと本当にどれもおいしかった。
まずコメダに代名詞であるトースト。こちらはバターではなく豆乳クリームと上白糖不使用のジャムや小倉あんと共に提供される。
コメダのおいしいトーストに、これまでと違った味が楽しめるモーニングは間違いない味だ。
こちらのパッと見どうみてもお肉入ってるじゃないかというハンバーガーはソイミート(大豆を使って作られたもの)で作られている。
バンズも米粉を使用、添えてあるフライドポテトも米粉を使用して揚げられている。
この食べ応えがすごい!味がおいしいのはさることながら、ボリューミーで食べ応えがあって、これがお肉でないと言われてもピンとこないだろう。
いやいや、そうは言ってもお肉とはやっぱり違うよね......と思いたくもなるとおもうが、まぁ物は試しに騙されたと思って食べて欲しい。
朝はトースト、昼はハンバーガーときて、夜はやっぱりビールが飲みたい。
ここまで身体にいい自然なものをプッシュしてきたのにお前は結局飲みたいのか!と言われれば左様でございますとしかいえない。自分はビールが好きだ。
そんなお酒のつまみにとってもぴったりなのがこちら、豆腐フリット3種のソース。
「いや、それもまた豆腐好きだからおいしく食べられるだけでしょう?」と思うだろう。
いやもう豆腐好きかどうかとかは関係ない。1つ食べたらわかる。ビールのつまみとして最高であることが。
ほどよいからりと揚った食感と、ピリ辛な味付けに、好きなソースと合わせて食べられるこの幸せ。近所ならば間違いなく日々テイクアウトしたい。
その他、提供されるアルコールやデザート類についても動物由来の原料を使わなかったり、米粉で作られていたりとこだわりが満載だ。
1点注意したいのは、コメダ喫茶といえば「シロノワール」だがこの「KOMEDA is □」東銀座店では提供されていない。
せっかくなのでいつもと違うコメダをここでは味わってほしい。
ニューノーマルにあわせた座席のつくり
東銀座の店内はカウンターとテーブル席とあり、どの席もお店の雰囲気にあったついたてがついているのでこんな状況下でも安心して外食をすることができる。また、各席にタブレットが設置されており、メニュー注文もタブレットで完結されるのでスタッフとの接触回数も少なくて済む。
電源もWi-Fiも完備されていて、自然が多く取り入れられたこのくつろげる空間。
リモートワークに最適すぎるのではなかろうか。
どうしても日々机に向かっていると自然と触れることが少なくなってしまうが、この「KOMEDA is □」なら、おいしいご飯と飲み物を楽しみながら尚且つ自然の中でくつろいでいるような状態でいられるのだ。最高すぎる。
店内の装飾はコメダの社長自らがかなりこだわって作りあげられたそうで、照明1つ、ガラス1つにも物語が隠されている。
ちょっとした森への冒険にいくような気持ちで、お店にでかけて見るのも楽しそうだ。
実は個人的に「植物由来」というテーマにはもともとは全然ピンときていなかったのだが、お店に行ってみて「これが当たり前になれば今までの概念が全然変わってくる」と感じた。それくらい素直に、植物由来がどうとか関係なく雰囲気も料理も何もかもみて素敵な店だと感じたのだ。
オープンしたら、まず間違いなく再び行きたい店である。
店舗情報
KOMEDA is □ 東銀座店
- 住所
東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア1階 - 営業時間
7:00~23:00(L.O. 22:30) - 誘導案内
東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線 「東銀座」 駅より徒歩2分