なんだか寒さもやわらいできた3月の昼下がり。
代官山のT-SITEで行われたYAMAHA発動機から新しく発売される電動アシスト自転車PAS Minaのブロガー向け体験試乗会へ。
実は電動アシスト自転車というと、個人的になんというか言い方はよくないが野暮ったいイメージがある。
以前にレンタルサイクルで借りた時も、まぁもちろん電動的な速度の爽快さはあるものの特に自転車そのものにときめく要素はまるでなかった。
そのときめかない理由の最たるものは純粋に見た目がよくないからという一点につきる。自転車は色々と種類もあり、最近は通勤、通学でロードバイクだったりとスポーティなものも人気が高いが結局のところはかっこいい。そう、車だってバイクだって乗り物は移動手段としてはもちろん便利なのだが、やはりテンションが上がったり大事にしたいとおもいたくなるポイントは見た目のよさが大きく影響するのだ。センスいいもののがいいに決まってる。
とはいえ電動アシスト自転車は、やはりどちらかといえば見た目云々よりも移動のサポートという立ち位置が大きいのだろう。これまでにYAMAHA発動機から出されていたPASシリーズも、小さいお子さんを育てるお母さんや、移動のフォローが必要な人をターゲットとしていたとのこと。
まぁそうとはいっても別にかっこよかったりオシャレだったりするのに越したことはないわけではある。そこで満を持して登場したのが今回のPAS Minaというわけだ。
このPAS Minaはもう見てわかるとおり、電動アシスト自転車にみえない。パッと見ただのセンスのよいオシャレ自転車だ。電動アシストがついてるなんて言われなければ気づかないだろう。
全員が女性のチームで開発されたというPAS Minaのコンセプトは「クラシカル×ナチュラルモダン」。北欧テイストのシンプルで洗練された大人のおしゃれ、を目指して作られたそう。
全体的なデザインがクラシカルテイストで、ベルやロゴにポイントでゴールドをちりばめてある。またなかなかお目にかかれないレトロなペダルもクラシカル好きにはたまらない要素の1つ。
バッテリーの取り外しも簡単で、自転車の鍵1つでバッテリーの取り外しもできるので、管理もあまり大変ではなさそう。
またこの自転車の魅力は各パーツが自分の好きなようにカスタマイズできることで、オプションカタログの中から好きなカゴのデザインを選んで取り付けることができる。会場内にはそれぞれ街へお買い物へ行く人、子供達と自転車に乗るお母さんなどのシチュエーションにあわせたカスタマイズがされた自転車コーディネートが展示されていて、自分好みのカスタマイズを考えてみたくなった。
PAS Minaが北欧テイストということと、Minaがフィンランド語の「私」という意味からきていることから、今回の体験試乗会ではフィンランドの伝統装飾品であるヒンメリというワラでつくる素朴なインテリアのワークショップもあわせて体験させてもらえた。
針金のようなほそい針に糸をからめて、よくかわいたワラに糸を通してつなげて行く。やり方自体は難しくなく、慣れればカンタンにできそう、なの、だが、自分はあんまりにも手先が不器用すぎて先生に助けてもらった…。ありがとう先生。
そんな難所をくぐり抜けて、いよいよPAS Minaの試乗体験に。
今回は代官山から中目黒の目黒川沿いのほうまでぐるりとまわるコースを乗らせてもらえることに。
シフォンブルー、シルキーホワイト、ボルドーの3色の内からシルキーホワイトをチョイス。個人的な好みではシフォンブルーが好きなのだが、シルキーホワイトとボルドーはPAS Minaで初めてだした色だということで。サテンなかんじの仕上がりで白でも汚れがつきにくくなっているそうで、思わず蹴って汚してしまったところも軽く拭き取ったらすぐにとれたのでびっくり。
サドルを調整するハンドルもまたレトロでいいかんじ。
調整を終えて、いざ出発！
代官山や中目黒周辺はなかなか坂の多いところなのだが、電動アシストのおかげでのぼりもまったくつらくない。むしろ平坦な道が物足りないくらい。
また何よりも止まってから動き出すときの滑り出しがとてもスムーズにらくに発進できるので、信号で止まるのも苦にならなかった。
川沿いのオシャレなお店の前で写真をとっても違和感のないオシャレ感。
これだけ見た目がよくて電動アシストもついてると、ちょっと遠出とかして楽しんでみたくなる。これから春だしお花見巡りに乗れたりしたら楽しそうだなぁ。
外で自転車に乗るのが楽しいことになるように、大人の女性に気持ちよくつかってもらいたいという開発チームの皆さんの想いがこのPAS Minaにめいっぱい詰め込まれているなぁというのを乗ってみてより実感できたようにおもう。
