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神社やグルメなログスポットを巡ってポイント集めて賞品ゲット!自転車オリエンテーリングCYCLOGin小江戸川越に参加

去年からゆるゆると乗り始めたクロスバイクだが、今年になり友人たちがロードバイクを購入したのでせっかくだから何かイベントに参加したいねという話になった。とはいえガチガチな大会で競うようなモチベーションではないので、ゆるく楽しめる自転車イベント何かないかなぁと探していたところ、自転車オリエンテーリング「CYCLOG(シクログ)」なるものを発見した。


このイベントは時間内にどれだけポイントを貯められるかというとてもわかりやすいゲームで、ポイント獲得総数順位によって賞品をもらうことができる。そのときどきの大会により会場となる街やエリアに多くのログスポットが設定され、そのログスポットを自転車で巡って専用のアプリでチェックインするとポイントが溜まっていく仕組みだ。スタート地点から遠ければ遠いほどポイントが高く、また場所によりボーナスポイントがもらえるスポットもあるのでどうポイントを稼いでいくのかは戦略次第となる。


大会は年齢別、男女別に申請がわかれており、加えて5時間コース、7時間コースと選ぶことができる。当日参加するまでわからなかったのだが、この申し込みクラス別にポイントのランキングが算出され、クラス別に優勝や入賞が選ばれるようになっており体力差などが考慮されていて誰でも参加しやすくなっていた。また自転車の種別でも分けられており、加えていくらかのスポーツバイクの貸し出しも受け付けているのでママチャリの人にも、この機会にスポーツバイクに乗ってみたい人にも楽しめるようになっている。


このCYCLOGは各種スポーツ系の大会がまとめられている「スポーツエントリー」に詳細な情報が掲載されており、また申し込みもそのサイトから受け付けられている。毎大会、場所をかえて開催されているようで、タイミングよくほどほどの小旅行感が楽しめる川越での開催ということもあり参加を決意。オンライン上で「39歳以下女性、7時間コース」に申し込みを完了し、イベント数日前に郵送でエントリー番号のハガキが送られてきた。



スタート地点へ前日受付に


事前に送られてきたハガキを持って前日、イベントのスタート地点である川越総合地方卸売市場に向かった。都内からは荒川を走ってくると川越に行けることもあり参加する友人は自転車でかけつけた。自分は体力に無理なくいこうと輪行で最寄りの川越駅まで行き、そこで自転車を組み立て市場へと向かった。


市場の駐車場よこに建てられていた受付テントで、エントリー番号の確認とあらかじめインストールしていたアプリを開いてログインと動作確認をしてもらい、前日受付完了。

もらったゼッケンはイベントが始まるまでに、当日着る服やカバンにピンでわかりやすくとめておく。ちなみに前日受付をすると参加費が1000円引きになるので、プチ旅行気分も兼ねて今回は前日受付を選択している。


あとはAirB&Bでおさえた宿に友人たちと移動し、夜は川越のご飯とビールをひかえめに楽しんで次の日に備えた。



専用アプリでルートを設定、ポイントゲット!


朝、8時頃に昨日のスタート地点に自転車で集合。クラス別にスタートの号令がかかり、スタートの合図とともに専用アプリでスタート地点のQRを読み込みイベントの参加をONにしてから、ゆるっとスタート。


アプリ内にログスポットの場所が表示されているので、あらかじめアプリ内の機能でルートをメモしておきその通りに進んでいく。ログスポットが近づくとアプリでチェックインができるようになるので、写真を撮って連携しているソーシャルに投稿。すると、チェックインが完了し、ポイントゲットとなる。

イベントそのものが町おこし的な要素を含んでいるため、ソーシャルに投稿しないと得点できないところは人によっては嫌かもしれないが、専用のTwitterアカウントか、もしくはFacebookで「指定のアプリからの投稿の表示範囲の変更」をしておくと、ソーシャル共有も問題ないのではないだろうか。


またこのイベント参加中はマップを確認し、写真を撮ってチェックインし、とスマホが大活躍のためモバイルバッテリーを欠かすことができない。複数人で参加しているときは、マップを見る人を交代にすることでスマホの充電の持ちをだいぶ長くすることができるので、なるべく充電が切れないように協力しあっていくのがよさそうだ。


と、結構アプリがイベントの肝心かなめのツールなのだが、アプリは若干というかだいぶ使い勝手に難があり、それに関しては今後のアップデートに期待しておきたい。



神社、旧線路、美術館、牧場、カレー屋など楽しいログスポットがいっぱい


ログスポットは観光地としても有名な神社や、街の歴史を感じることができる旧線路、城跡、オシャレな美術館など巡って楽しいところばかりが設定されている。

川越は小江戸とも呼ばれる味わいある街並みが特徴で、サーっと走りさってしまうのがもったいないくらいオシャレなゾーンもあれば、その一方で田畑が広がりあたり一面の田んぼの間の道路を走り抜けていく爽快さも楽しむことができた。



さらに今回スタート地点から1番遠かった、都内の自転車乗りには有名らしい「榎本牧場」にくることができた。牧場には今回の大会参加者以外も多くの人がきており、自転車がそこかしこに停められていた。

そして牧場といえば、忘れてはならない新鮮な牛乳でつくったソフトクリーム!自転車は乗っているとエネルギーかなり消費することもあり、ひかえめな甘さとひんやりとした冷たさがトリプルパンチくらいにうまい。ノーマルな味のほかに、コーヒー味やヨーグルト味などいくつか種類が選べるのもうれしい。また飲むヨーグルトなど牧場ならではのお土産も充実していて目移りしてしまう......。

榎本牧場 | 上尾にあなたの知らない北海道があります



また、ちょうどお昼時だったためこの牧場からほどほどの距離にあったカレー専門店「スパイス王国」へ向かった。
ここのメイン業態はどうやらスパイス工場のようで、事前に予約すると見学もできるそうだ。今回はそんな時間もないので、おいしいスパイスからできたカレーをいただくことに。

カレーはホットチキンカレー、キーマカレー、バターチキンカレーの3種類。その他にサラダやタンドリーチキン、また土日限定でチキンピタなんかもあるらしい。そしてこのスパイス王国へ立ち寄ったのにはもう一つ目的がある、それはそう、ボーナスポイントだ。ボーナスポイントとは何かしらを販売しているログスポットで対象のものを購入するともらえるポイントで、専用のQRをアプリで読み込むことで獲得が可能だ。スパイス王国でカレーを食べるとボーナスポイント!ということだったので、ここですかさずポイントゲット。


注文してしばらくすると注文したカレーがやってきた。自分が頼んだのはキーマカレーだ。う、う、おいしそう.......!!!

キーマカレーは中辛だよ、とお店の人に言われたので辛いもの苦手派としては少々ドキドキしていたが、スパイスがよく効いた辛味を楽しめるのはもちろん、それにほどよく混ぜられたトマトの酸味と甘みにマッチして最高にうまい。辛いけどからすぎない、ビールがほしくなるカレーだった。自転車なのでここは飲まずにがまんがまん......。
工場で大量生産されているもので、レトルトになったものをこのお店で温めているだけとのことだがそんなことは感じさせないほどおいしいし、またレトルトということはもちろん店内で販売されているお土産を買って帰ればそのままの味が楽しめてしまうということだ。この商売上手め......!

inouespice.co.jp




お土産を持ってゴールして賞品ゲット


と、他にもそんなこんなおいしいく楽しいログスポットを巡って楽しんでいると、時間制限の16時まであと20分ほどというところまで迫っていた。

あと1件くらい行けるかも!と友人たちと慌てて向かったパン屋さんは、ゴール地点に近いこともありかけこみのイベント参加者で賑わっていた。どうやらみんな考えることは同じようだ。ここでもパンやクッキーなどを買うとボーナスポイントがもらえるということで、ぬかりなく明日のおやつを購入。


時間内にゴールしないとせっかく貯めたポイントが表彰対象にならない、ということで最後の最後に力をふりしぼってなんとか時間ギリギリにゴールした。


ゴールしてしばらくは運営側でポイントの集計が行われるため待ち時間が生まれた。お土産や写真をみながら今日の出来事を振り返ったり、またゴールに用意されていた川越の銘菓をつまんでみたりとのんびりした時間を過ごした。


そしていよいよ、表彰式の始まりだ。それぞれのクラス別に表彰されるため、なかなか結構すごい人数が壇上に上がることになった。またクラス別のほかに、全体のポイント獲得順でみて総合1位や、シクログというイベント名にちなんで49位と69位、また川越にちなんで16位などユニークな順位での表彰が行われた。ここで表彰された人は別途受付で、川越にちなんで賞品が渡される。クラスにより温泉宿1泊券や、パンのセット、お店での食事などなどそれなりに豪華でもらってうれしい賞品が用意されていたこともイベントとしての満足度が高いようにおもう。そして実は今回なんと39歳以下女性・7時間コースに参加していたのは自分たちのグループだけだったようで、クラス上位を総なめにして賞品をもらうことができてしまった。ということもあり、かなりの穴場イベントなのではなかろうか。

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ちなみにランキングの総合1位を獲得した人はボーナスポイントが設定されていたところをすべてまわり、ボーナスポイントを取得した人だったようだ。純粋に体力勝負だけではなく課金でポイントを稼ぐところができるのも、ゆるいイベントならではといったところだろう。参加者は個人はもちろん友人同士、夫婦、家族でエントリーしており、下は小学生から上は70代くらいまでと幅広い。小学生といえども本気でスポーツバイクに乗っているっぽい人たちは、もしかすると自分よりもだんぜんはしるの速いのではないだろうか......まぁそんな多様な人が一堂に楽しめるとてもいいイベントだった。


CYCLOGは前述したとおり、町おこし的に行われているようで少々都心から離れている場所で開催されることが多いようだ。なかなか気軽に参加できる場所ばかりではないのだが参加してとても楽しかったので、また機会があれば参加しにいってみたい。

4969.jp